「五」を含むことわざ

全23件

会えば五厘の損がゆく
あえばごりんのそんがゆく
人との交際は何かと出費があり損をするということ。知人に会うと、それだけで五厘(一銭の半分)の損をするという意から。
明日の百より今日の五十
あすのひゃくよりきょうのごじゅう
不確かな期待よりも、たとえ量が少なくても、今日確実に手にできるもののほうがよいということ。
一升の餅に五升の取り粉
いっしょうのもちにごしょうのとりこ
主なものより、それに付随するもののほうが多くなるということのたとえ。「取り粉」は、つきたての餅に付ける粉。一升の餅をつくためには五升の取り粉が必要になるという意から。
一寸の虫にも五分の魂
いっすんのむしにもごぶのたましい
どんなに小さくて弱いものにも、それ相応の意地や考えがあるので侮ってはいけないということのたとえ。わずか一寸の虫でもからだ半分の五分の魂があるという意から。
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
えどっこはさつきのこいのふきながし
江戸っ子は口は悪いが気性はさっぱりとしていて、物事にこだわらないということ。また、口先ばかり威勢がよくて意気地がないということ。「吹き流し」は、鯉のぼりのことで、吹き抜けで腹の中が空洞になっていることから。「口先ばかりで腸なし」と続けてもいう。
男は二十五の暁まで育つ
おとこはにじゅうごのあかつきまでそだつ
男は二十五歳くらいまでは成長するということ。
堪忍五両思案十両
かんにんごりょう しあんじゅうりょう
世の中を生きていくためには、腹の立つことをじっと我慢し、よく考えて慎重に行動することが大切だということ。忍耐は五両、熟慮には十両の価値があるという意から。
堪忍五両負けて三両
かんにんごりょう まけてさんりょう
我慢には大きな値打ちがあるということ。堪忍には五両の価値があり、たとえ堪忍がやや足りなくても三両の価値があるという意から。
御意見五両堪忍十両
ごいけんごりょう かんにんじゅうりょう
人の忠告は五両の値打ちがあり、辛いことや怒りを耐え忍ぶことは十両の値打ちがあること。他人の意見をよく聞いて何事にも耐えることが大事だというたとえ。
五十歩百歩
ごじっぽひゃっぽ
多少の違いはあっても、本質的には違いがないということ。戦場で五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病だと笑ったが、逃げたことには変わりはないという故事から。
五重の塔も下から組む
ごじゅうのとうもしたからくむ
物事はすべて順序よく進めていってこそ、成功するというたとえ。
五臓六腑に沁みわたる
ごぞうろっぷにしみわたる
体のすみずみまで沁みとおること。「五臓」は心臓・肝臓・肺臓・脾臓・腎臓、「六腑」は胃・胆・大腸・小腸・膀胱・三焦のこと。五つの内臓と六つのはらわたのことで、転じて、腹の中や体内の意。
五斗米のために腰を折る
ごとべいのためにこしをおる
わずかな俸禄を得るために、人の機嫌をとってぺこぺこ頭を下げること。中国唐の詩人陶淵明が、上役が視察に来るので礼服を着るよう求められた時、五斗米のために腰を折ってへつらうのは嫌だと言って断ったという故事から。「五斗米」は五斗の米から転じて、わずかな給料の意。
五両で帯買うて三両で絎ける
ごりょうでおびこうてさんりょうでくける
肝心なものより、付随するものに予想以上にお金がかかるということ。「絎ける」は、表から縫い目が見えないように縫うこと。五両で買った帯をさらに三両かけて絎けるということから。
三五の十八
さんごのじゅうはち
計算が合わないことや見込み違いのたとえ。
三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす
不用意な発言のために、身を滅ぼしてしまうことがあるので、口を慎めということ。わずか三寸の舌が五尺の体を滅ぼしてしまうという意から。
四十肩に五十腕
しじゅうかたにごじゅううで
四十歳、五十歳頃になると、身体のあちこちが痛んで動きが悪くなることをいう言葉。
七十五日は金の手洗い
しちじゅうごにちはかねのてあらい
嫁や婿、養子に行った時は、しばらくの間は大事にされるということ。「金の手洗い」は、金属製の洗面器で来客などに使われたもの。
千石万石も米五合
せんごくまんごくもこめごごう
たとえ裕福でも、一日に食べる米の量は普通の人と同じだから、人は必要な物が必要なだけあればいいということ。千石や万石の俸禄を取っている人でも、一日に食べる米の量は五合にすぎないという意から。「千石万石も飯一杯」ともいう。
十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人
とおでしんどう じゅうごでさいし はたちすぎればただのひと
子どものころは並外れた秀才と思われていた人も、成長すれば平凡な人間になることが多いということ。
人の噂も七十五日
ひとのうわさもしちじゅうごにち
世間の噂は長く続かず、やがて忘れられるということ。噂話も75日もすれば治まり、忘れられてしまうという意から。
三つ叱って五つほめ七つ教えて子は育つ
みっつしかっていつつほめ ななつおしえてこはそだつ
子どもは少し叱って多くほめ、たくさん教えて育てるのがいいということ。
夢は五臓の患い
ゆめはごぞうのわずらい
夢を見るのは五臓(肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓)が疲れているのが原因だということ。「夢は五臓の疲れ」ともいう。