「借」を含むことわざ

全12件

負わず借らずに子三人
おわずからずにこさんにん
人の世話にならず、借金もなく、子どもが三人ぐらいいる家庭が理想的で幸福だということ。
貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる
かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる
人に貸したものは忘れるが、人から借りたものはつい忘れてしまう。人間は身勝手なものだというたとえ。
敵の前より借金の前
かたきのまえよりしゃっきんのまえ
敵の前では平然とできても、借金をしている相手の前では頭が上がらないということ。
金の貸し借り不和の基
かねのかしかりふわのもと
金の貸し借りは仲たがいの原因になりがちだから気をつけよという戒め。
借り着より洗い着
かりぎよりあらいぎ
人に頼ってぜいたくな暮らしをするより、自分の力で分相応な生活をするほうがいいというたとえ。人に借りた晴れ着より、洗いざらしでも自分の着物のほうがいいという意から。
借りて借り得貸して貸し損
かりてかりどく かしてかしぞん
借りても返さないですむこともあるので借りるのは得だが、反対に貸したら返してもらえないこともあるので貸すのは損だということ。
借りてきた猫
かりてきたねこ
ふだんと違って非常におとなしいようす。ねずみを捕らせるために他人の家から借りた猫は、おとなしく小さくなっていることから。
借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔
かりるときのじぞうがお かえすときのえんまがお
お金を借りる時は地蔵菩薩のようにやさしい顔をするが、返す時は閻魔大王のような不機嫌な顔をするということ。
借りる八合済す一升
かりるはちごう なすいっしょう
人から物やお金を借りたら、少し多めに返すか、お礼を添えて返すのが常識であるというたとえ。「済す」は、返済すること。八合借りたら、一升にして返せという意から。
高い舟借りて安い小魚釣る
たかいふねかりてやすいこざかなつる
好きな事のためには、損得など考えないということのたとえ。
猫の手も借りたい
ねこのてもかりたい
非常に忙しくて手が足りず、誰でもいいから手助けがほしいようす。
世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人
よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。