「吹」を含むことわざ
全17件
明日は明日の風が吹く
あしたはあしたのかぜがふく
先のことをいくら心配してもはじまらないので、なるがままに任せて生きるのがよいということ。明日は明日で、今日の風と違う風が吹くという意から。
羹に懲りて膾を吹く
あつものにこりてなますをふく
失敗に懲りて、必要以上に用心深くなることのたとえ。「羹」は熱い吸い物のこと。熱い吸い物を飲んでやけどをしたことに懲りて、冷たい膾まで吹いて冷ますという意から。
阿波に吹く風は讃岐にも吹く
あわにふくかぜはさぬきにもふく
ある土地の風習は、他の土地にも移る。上の人の行いは、下の者も真似るようになるということ。また、どこの土地でも人情は変わらないということ。「阿波」は現在の徳島県、「讃岐」は香川県。
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し
えどっこはさつきのこいのふきながし
江戸っ子は口は悪いが気性はさっぱりとしていて、物事にこだわらないということ。また、口先ばかり威勢がよくて意気地がないということ。「吹き流し」は、鯉のぼりのことで、吹き抜けで腹の中が空洞になっていることから。「口先ばかりで腸なし」と続けてもいう。
大風が吹けば桶屋が儲かる
おおかぜがふけばおけやがもうかる
意外なところに影響が出るたとえ。また、あてにならない期待をするたとえ。大風が吹けば土ぼこりが立って目に入り、目の不自由な人が増える。目の不自由な人は三味線で生計を立てようとするので、三味線に使う猫の皮がたくさん必要になる。猫が減ればねずみが増え、ねずみが桶をかじるので桶屋が儲かって喜ぶ、という話から。「風が吹けば桶屋が儲かる」「風が吹けば桶屋が喜ぶ」ともいう。
臆病風に吹かれる
おくびょうかぜにふかれる
臆病な気持ちになること。怖じ気づくこと。
同い年夫婦は火吹く力もない
おないどしみょうとはひふくちからもない
同い年の夫婦は仲が良く、いつも笑ってばかりいるので、火吹き竹を吹いて火をおこすためのふくれっ面もできないということ。
風が吹けば桶屋が儲かる
かぜがふけばおけやがもうかる
思いもかけないところに影響が出るたとえ。また、あてにならない期待をするたとえ。大風が吹けば土ぼこりが舞い上がって目に入り、目の不自由な人が増える。目の不自由な人は三味線で生計を立てようとするので、三味線に使う猫の皮がたくさん必要になる。猫が少なくなるとねずみが増え、ねずみが桶をかじるので桶屋が儲かって喜ぶ、という話から。「大風が吹けば桶屋が儲かる」ともいう。
風は吹けども山は動せず
かぜはふけどもやまはどうせず
周囲の騒ぎの中で、少しも動じないで悠然としていることのたとえ。激しい風が吹き荒れても山はびくともしないという意から。
金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い
かねもちとはいふきはたまるほどきたない
金持ちは、財産を増やそうとしたり、減らすまいとしてけちになり、心が卑しくなるというたとえ。「灰吹き」はたばこの吸い殻を入れる竹筒のことで、吸い殻が溜まることと金が貯まることをかけている。
毛を吹いて疵を求む
けをふいてきずをもとむ
人の欠点を無理に暴き立てようとするたとえ。また、人の過ちを暴こうとして、かえって自分の弱点をさらけ出してしまうたとえ。髪の毛を吹き分けて、隠れている小さな傷を探し求めるという意から。
事がな笛吹かん
ことがなふえふかん
何か事件が起こるのを待ちかまえ、それに乗ずる機会をねらっているたとえ。「がな」は、助動詞。何か事が起こらないか、起こったら笛を吹いてはやしたてようという意から。
吝ん坊と灰吹きは溜まるほど汚い
しわんぼうとはいふきはたまるほどきたない
けちん坊は、金を貯めれば貯めるほど遣うのが惜しくなり、よけい物惜しみして意地汚くなるということ。「吝ん坊」は、けちん坊。「灰吹き」は煙草の吸殻入れ。
どうした風の吹き回し
どうしたかぜのふきまわし
思いがけない人の来訪など意外なことが起こるようす。
灰吹きから蛇が出る
はいふきからじゃがでる
意外な所から意外なものが出ることのたとえ。また、ちょっとしたことから、とんでもないことが生じることのたとえ。「灰吹き」は、たばこの吸い殻入れる筒のことで、その筒から蛇が出るということから。
笛吹けども踊らず
ふえふけどもおどらず
誘ったり勧めたりしても、相手がそれに応じて動かないことのたとえ。
吹く風枝を鳴らさず
ふくかぜえだをならさず
世の中がよく治まり平和なようすのたとえ。吹く風が静かで枝は音も立てないという意から。