「地」を含むことわざ
全42件
足が地に付かない
あしがちにつかない
興奮して気持ちや動作が落ち着かないようす。
あって地獄なくて極楽
あってじごく なくてごくらく
金と子どもは、あれば苦労が絶えないので、むしろないほうが気が楽だということ。
雨降って地固まる
あめふってじかたまる
もめごとが解決したあとに、物事が前の状態より良くなること。
石地蔵に蜂
いしじぞうにはち
何とも感じないことのたとえ。蜂が石地蔵を刺しても痛くも何ともないことから。
意地張るより頬張れ
いじはるよりほおばれ
意地を張って食べずにいるより、卑しく思われても食べるほうがいいということ。
板子一枚下は地獄
いたごいちまいしたはじごく
船乗りという仕事の危険なことのたとえ。「板子」は和船の底に敷く板。その板の下は、落ちれば死につながる恐ろしい海だということから。
一頭地を抜く
いっとうちをぬく
他の人より一段と優れていること。「一頭地」の「一頭」は頭一つ分の意で、「地」は助辞で意味はない。人より頭一つ分抜きん出ているという意から。
一敗地に塗れる
いっぱい ちにまみれる
再び立ち上がれないほど大敗してしまうこと。一度の戦いで完全に敗北し、内臓が地面で踏みにじられ、泥まみれになるという意から。
漆は剝げても生地は剝げぬ
うるしははげてもきじははげぬ
人は表面を飾ったものがなくなっても、その人の本質的なもの、持って生まれた素質は変わることはないというたとえ。漆器の表面の漆は剝げ落ちても、下の生地は剝げることはないという意から。
絵に描いた地震
えにかいたじしん
まったく怖くないこと。また、全然動かないこと。
借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔
かりるときのじぞうがお かえすときのえんまがお
お金を借りる時は地蔵菩薩のようにやさしい顔をするが、返す時は閻魔大王のような不機嫌な顔をするということ。
雁が飛べば石亀も地団駄
がんがとべばいしがめもじだんだ
身のほどもわきまえず、むやみに人まねしようとすること。雁が飛び立つのを見て、石亀も飛び立とうとして飛べず、くやしがって地団駄を踏むということから。単に「石亀の地団駄」ともいう。
聞いて極楽見て地獄
きいてごくらく みてじごく
人から聞いた話と実際にに見るのでは、非常に差があるというたとえ。
壺中の天地
こちゅうのてんち
俗世間から離れた別世界のたとえ。また、酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみのたとえ。中国後漢の費長房が、薬売りの老人が商売が終わると壺の中に入るのを見て一緒に入れてもらったところ、りっぱな建物があり、美酒や旨い肴が並んでいたので、ともに飲食して外に出たという故事から。
地獄から火を貰いに来たよう
じごくからひをもらいにきたよう
やせ衰えてみすぼらしい姿のたとえ。
地獄極楽は心にあり
じごくごくらくはこころにあり
地獄や極楽は、人の心の中に存在する。つまり、心の持ちようで、地獄にも極楽にもなるということ。
地獄で仏に会ったよう
じごくでほとけにあったよう
非常に困っている時に、思いがけない助けに出会った時の嬉しさのたとえ。単に「地獄で仏」ともいう。
地獄にも知る人
じごくにもしるひと
地獄のようなひどい所でも知り合いはできるということ。「冥土にも知る人」ともいう。
地獄の一丁目
じごくのいっちょうめ
きわめて恐ろしい所のたとえ。また、悪の道や破滅に向かう始まりのたとえ。「一丁目」は入り口の意。
地獄の上の一足飛び
じごくのうえのいっそくとび
きわめて危険な行為のたとえ。
地獄の釜の蓋も開く
じごくのかまのふたもあく
正月の16日と盆の16日は、みな仕事をやめて休もうということ。この両日は、地獄の鬼も仕事を休み、罪人を煮る釜の蓋も開けて使わないということから。
地獄の沙汰も金次第
じごくのさたもかねしだい
この世の事は、すべて金の力でどうにでもなるということのたとえ。地獄の裁判も金を出せば有利になるという意から。
地獄は壁一重
じごくはかべひとえ
人間は一歩誤ると、罪を犯してしまいがちだということ。地獄は壁を一枚隔てたすぐ隣にあるという意から。
地獄へも連れ
じごくへもつれ
どんな所に行く時でも連れがあったほうがいいということ。たとえ地獄に行くにしても、道連れがあったほうがいいという意から。
地獄耳
じごくみみ
一度聞いたらいつまでも忘れないことや、人の噂や秘密などを素早く聞き込んでいることのたとえ。また、そういう人のこと。
地獄も住み処
じごくもすみか
住み慣れてしまえば、たとえ地獄のようなひどい所でも、住み心地がよくなるというたとえ。
地震雷火事親父
じしん かみなり かじ おやじ
世の中で恐ろしいとされているものを、恐いもの順に並べた言葉。
地震の時は竹薮に逃げろ
じしんのときはたけやぶににげろ
地震の時は竹やぶが避難場所としてすぐれているということ。竹は根を広く張っているいるため地割れが少なく、竹は倒れにくく、もし倒れても軽いため怪我が少ないことなど、経験からいわれている言葉。
地蔵の顔も三度
じぞうのかおもさんど
どんなに温和な人でも、何度もひどい仕打ちをされれば腹を立てるというたとえ。いかに慈悲深く心の広い地蔵でも、顔を三度もなでられると腹を立てるという意から。「仏の顔も三度」ともいう。
地蔵は言わぬが我言うな
じぞうはいわぬがわれいうな
秘密を打ち明けたあと、相手に口止めしながら、自分が人にしゃべってしまう人間に対していう戒めの言葉。悪事を働いた者が、道端の地蔵に「どうか黙っていて下さい」とお願いしたところ「俺は言わぬがわれ言うな」と地蔵が答えたという昔話から。
下地は好きなり御意はよし
したじはすきなりぎょいはよし
もともと好きなところへ、相手から好意をもって勧められ、こんなに都合のいいことはないということ。
地団太を踏む
じだんだをふむ
何度も足を踏み鳴らして悔しがるようす。「地団駄」は、地蹈鞴(じだたら)が変化した語で足で地を何回も踏みつけること。「地団太」とも書く。
地続きは買うておけ
じつづきはかうておけ
自分の土地と地続きの土地が売られていたら買っておけということ。
地位は人を作る
ちいはひとをつくる
それなりの地位につくと、その地位にふさわしい人間に成長していくということ。
天知る地知る我知る人知る
てんしるちしるわれしるひとしる
悪事はいつか必ず発覚するということ。誰も知るまいと思っても、隠し事は天の神様も知っている、地の神様も知っている、自分も知っている、あなたも知っているという意から。「四知」ともいう。
天地夏冬雪と墨
てんち なつふゆ ゆきとすみ
まったく正反対なこと、非常に差があることのたとえ。
天地は万物の逆旅
てんちはばんぶつのげきりょ
この世のすべてのものは、うつろいやすくはかないということのたとえ。「逆旅」は宿屋のことで、天地はあらゆる生物が生まれてから死ぬまでのわずかな間に泊まる宿屋に過ぎないという意から。
俯仰天地に愧じず
ふぎょう てんちにはじず
自分にやましいところや恥じるところは何一つないということ。「俯」はうつむく、「仰」はあおぐこと。うつむいて地に恥じるところがなく、あおいで天に恥じるところがないという意から。
平地に波瀾を起こす
へいちにはらんをおこす
世の中が平和に治まっているときに、わざわざもめごとを起こすたとえ。
見ての極楽住んでの地獄
みてのごくらく すんでのじごく
外から見るのと、実際に体験するのとでは大違いであるというたとえ。はたから見ると極楽のように見えるが、実際に住んでみるとまるで地獄のようだという意から。「見ては極楽住んでは地獄」ともいう。
用ある時の地蔵顔用なき時の閻魔顔
ようあるときのじぞうがお ようなきときのえんまがお
人にものを頼む時はお地蔵様のようにやさしいにこにこ顔をするが、用事がない時は閻魔様のように不機嫌な顔つきになるということ。
立錐の余地もない
りっすいのよちもない
人や物ががぎっしりと詰まってまったく余裕がない様子。錐を立てるほどの隙間もない意から。