「書」を含むことわざ
全15件
頭搔くか字を書くか
あたまかくかじをかくか
文字を書くのが苦手な者が、字を書かなければならくなり、困り果てている様子をからかっていう言葉。「搔く」と「書く」は語呂をあわせ。
急ぎの文は静かに書け
いそぎのふみはしずかにかけ
急ぎの手紙ほど大事な用件が多く、あせって早く書こうとすると間違うことが多いので、落ち着いてゆっくり書いとほうがいいということ。
売家と唐様で書く三代目
うりいえとからようでかくさんだいめ
初代が苦労して残した財産も、三代目にもなると没落し、家を売りに出すような羽目になるが、その「売家」と書いた札の文字は唐様(中国風)でしゃれている。仕事をしないで道楽三昧をする人を皮肉ったもの。
書いた物が物を言う
かいたものがものをいう
口約束はあてにならないが、紙に書いた物は証拠になるということ。
書き入れ時
かきいれどき
商売が繁盛して儲かる時。帳簿に売り上げを書き入れることが多くなるという意から。
家書万金に抵る
かしょばんきんにあたる
旅先で受け取る家からの手紙は、万金に匹敵するほど貴重だということ。
雁書
がんしょ
便り、手紙のこと。中国前漢の蘇武が、匈奴に捕らえられた時、自分の生存を知らせる手紙を雁の足に結んで放ったという故事から。「雁の便り」「雁の使い」ともいう。
効能書きの読めぬ所に効能あり
こうのうがきのよめぬところにこうのうあり
薬の効能書きは難解だが、それがかえって効きそうな気にさせる。わかりにくいものほど、有難みがあるということのたとえ。また、効能書きの難解さへの皮肉にいう。
尽く書を信ずれば即ち書なきに如かず
ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず
どんな書物も完全ではないから、その欠陥を批判できる力を養うことが必要だということ。書物に書かれていることを全部信じ込むくらいなら、書物などまったく読まないほうがましだという意から。
手書きあれども文書きなし
てかきあれどもふみかきなし
文字を上手に書く人は多いが、文章の上手い人は少ないということ。
唐紙唐紙仮名で書け
とうし からかみ かなでかけ
「唐紙」を「とうし」と読めば書画用の紙、「からかみ」と読めば襖(ふすま)のこと。このように読み方で意味の変わることばは仮名で書いたほうがよいということ。
能書きの読めぬ所に効き目あり
のうがきのよめぬところにききめあり
効能書きは難解だが、それがかえって効き目があるように感じられる。よくわからないものほど、有難みがあるということのたとえ。また、効能書きの難解さへの皮肉にいう。
能書筆を択ばず
のうしょふでをえらばず
書にすぐれた人は筆のよしあしに関係なく、どんな筆を使ってもすぐれた字を書くということ。
白面の書生
はくめんのしょせい
年が若く、経験の乏しい学者や学生のこと。「白面」は年が若く未熟なこと、「書生」は勉強中の者の意。
余の辞書には不可能という言葉はない
よのじしょにはふかのうということばはない
自分には不可能なことはないということ、世の中には出来ないことなどないということ。「余」は「予」とも書く。通説としてナポレオンの言葉といわれている。