「歩」を含むことわざ
全11件
歩く足には塵が付く
あるくあしにはちりがつく
どんなことでも何かをすれば必ず煩わしいことが起きる。だから何もせずにじっとしているのにかぎるということ。「歩くあしには泥が付く」ともいう。
犬も歩けば棒に当たる
いぬもあるけばぼうにあたる
何かしようとすれば、災難に遭いやすいというたとえ。また、何かをやっているうちに思わぬ幸運にめぐりあうことのたとえ。犬もあちこち歩きまわるから、人間の振り回す棒に当たる羽目になるという意から。本来は出しゃばると思わぬ災難に遭う意だったが、現在は幸運にめぐりあうという意で使われることが多い。江戸いろはがるたの一つ。
牛の歩み
うしのあゆみ
ゆっくりと歩く牛のように、ものごとの進み方が遅いことのたとえ。
蟹を縦に歩かせることはできない
かにをたてにあるかせることはできない
横に歩く蟹を縦に歩かせるのは無理なように、生まれつきの性格は変えられないということ。
邯鄲の歩み
かんたんのあゆみ
むやみに人の真似をしていると、自分本来のものも忘れて、どちらも失うことのたとえ。中国、燕の青年が、趙の都邯鄲で都会風の歩き方を習おうとしたが、習得できないばかりか故国の歩き方まで忘れてしまい、這って故郷へ帰ったという故事から。
五十歩百歩
ごじっぽひゃっぽ
多少の違いはあっても、本質的には違いがないということ。戦場で五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病だと笑ったが、逃げたことには変わりはないという故事から。
七歩の才
しちほのさい
詩文を作る才能が非常にすぐれていること。また、詩作の早いこと。魏の曹植が、兄の文帝(曹丕)に七歩あゆむ間に詩を作れと命じられてただちに作ったという故事から。
千里の道も一歩から
せんりのみちもいっぽから
どんな遠大な計画も、はじめは身近なことから始まるというたとえ。千里の道のりも踏み出した第一歩からから始まるという意から。「千里の行も足下より始まる」ともいう。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花
たてばしゃくやく すわればぼたん あるくすがたはゆりのはな
美人の容姿や立ち居ふるまいを形容することば。
這えば立て立てば歩めの親心
はえばたて たてばあゆめのおやごころ
子どものすこやかな成長を楽しみに待つ親の気持ちを言ったことば。
昔は肩で風を切り今は歩くに息を切る
むかしはかたでかぜをきり いまはあるくにいきをきる
昔は威勢のよかった者が、今は衰えてしまったことのたとえ。若いころは肩で風を切ってさっそうと歩いていた者も、年をとって歩くだけで息切れするということから。