「走」を含むことわざ
全13件
悪事千里を走る
あくじ せんりをはしる
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。「悪事、千里を行く」ともいう。
韋駄天走り
いだてんばしり
非常に速く走ること。「韋駄天」は、非常に足が速いとされる仏法の守護神で、その韋駄天のような速さで走るという意から。
狡兎死して走狗烹らる
こうとししてそうくにらる
重宝がられたものも必要がなくなれば捨てられてしまうことのたとえ。「狡兎」はすばしっこい兎、「走狗」は猟犬のこと。兎が死んでしまえば、猟犬は不要になり煮て食べられるという意から。本来は、敵が滅びると有能な家臣も不要になり殺されてしまうという意で用いられた。
駒の朝走り
こまのあさばしり
はじめに元気がよすぎると、最後まで続かないことのたとえ。「駒」は、馬のこと。馬は出発した朝は元気よく走るが、やがて疲れてしまう元気がなくなることから。「子馬の朝駆け」ともいう。
死せる孔明生ける仲達を走らす
しせるこうめい いけるちゅうたつをはしらす
生前の威信が死後も保たれ、人々を恐れさせるたとえ。中国、蜀の諸葛孔明が魏の司馬仲達と対陣中病死した。退却しようとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明の遺命に基づいて反撃の姿勢を見せたため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのではないかと恐れ退却したという故事から。
師走女房難つけな
しわすにょうぼうなんつけな
年の瀬は忙しく、女たちは身なりに構う暇などないので、文句を言ったりするなということ。
脛に疵持てば笹原走る
すねにきずもてばささはらはしる
自分の身にやましいところのある者は、世間をうかがい、こそこそ生きていかなければならないというたとえ。脛に傷のある者は、笹が傷にふれて痛いので笹原をゆっくり歩いていられないという意から。また、後ろ暗いところのある者は、笹の葉が風に動く音にもおびえて走り出すという意から。
銭は足なくして走る
ぜにはあしなくしてはしる
金には足がついていないのに、まるで足があるかのように、人から人へと渡って行くということ。
馳走終わらば油断すな
ちそうおわらばゆだんすな
人がご馳走してくれる時は何か魂胆があるかもしれないので油断するなということ。
二月は逃げて走る
にがつはにげてはしる
正月が終わったと思っていると、二月ももう終わりで、すぐ三月がやってくる。二月は、まるで走って逃げるかのように早く過ぎ去るように感じるということ。「二月」と「逃げる」の「に」を掛けて言ったもの。「二月は逃げて去る」ともいう。
走り馬にも鞭
はしりうまにもむち
勢いのあるものに力を加えて、さらに勢いをつけることのたとえ。走っている馬に、鞭を打ちいっそう早く走らせる意から。「駆け馬に鞭」ともいう。
虫酸が走る
むしずがはしる
不快でたまらず、ひどく嫌うたとえ。「虫酸」は胃から出る酸っぱい液体のことで、その液が逆流して吐き気を覚える意から。
我が事と下り坂に走らぬ者なし
わがこととくだりざかにはしらぬものなし
自分に関することとなれば、下り坂で自然と早足になるように、自ら進んで走りまわるということ。