「足」を含むことわざ

全42件

足掻きがとれない
あがきがとれない
悪い状態から抜け出そうともがいても、どうしようもないようす。「足搔き」は自由になろうとしてもがくこと。
挙げ足を取る
あげあしをとる
相手の言い間違いや言葉じりをとらえて、やり込めたり皮肉ったりすること。相手の挙げた足を取って倒すように相手の失言や失敗につけ込むことから。
足が地に付かない
あしがちにつかない
興奮して気持ちや動作が落ち着かないようす。
足が棒になる
あしがぼうになる
歩き過ぎや立ち続けで、足が棒にように固く強張るほど、ひどく疲れるようす。
足駄を履いて首ったけ
あしだをはいてくびったけ
異性に惚れ込み夢中になることのたとえ。「足駄」は歯の高い下駄のことで、それを履いても首のあたりまで深みにはまるという意から。
足の裏の米粒をこそげる
あしのうらのこめつぶをこそげる
ひどくけちなことのたとえ。「こそげる」は削り取る意で、踏んで足の裏についた米粒を削り取って食べるということから。不意に足もとから鳥が飛び立ちびっくりさせられることから。
足もとから鳥が立つ
あしもとからとりがたつ
身近なところで、突然思いもかけないことが起きることのたとえ。また、急に思い立って物事を始めるようす。
足もとに火がつく
あしもとにひがつく
危険が身辺に近づいているたとえ。
足もとの明るいうち
あしもとのあかるいうち
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
足もとを見る
あしもとをみる
相手の弱点を見抜いてそれに付け込むたとえ。
足を洗う
あしをあらう
悪事をやめること。また、今までの仕事をやめること。
足を出す
あしをだす
予算以上使って赤字になること。
足を引っ張る
あしをひっぱる
他人の成功や昇進の邪魔をすること。また、物事の順調な進行を妨げること。
足を棒にする
あしをぼうにする
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒にように固く突っ張るほど、疲れ切ること。
後足で砂をかける
あとあしですなをかける
去り際に迷惑をかけたり、裏切ったりすることのたとえ。犬などが糞をしたあとに、後ろ足で砂を蹴散らすようすから。
歩く足には塵が付く
あるくあしにはちりがつく
どんなことでも何かをすれば必ず煩わしいことが起きる。だから何もせずにじっとしているのにかぎるということ。「歩くあしには泥が付く」ともいう。
衣食足りて礼節を知る
いしょくたりてれいせつをしる
人は生活にゆとりができて、初めて礼儀や節度をわきまえるようになるということ。
一挙手一投足
いっきょしゅいっとうそく
わずかな労力のこと。また、細かい一つ一つの動作や行動のこと。一度手を挙げ、一度足を動かすという意から。
浮き足立つ
うきあしだつ
落ち着きがなくなりそわそわする状態。また、形勢不利のため逃げ腰になるようす。
馬の足
うまのあし
演技の下手な俳優のこと。
海棠の睡り未だ足らず
かいどうのねむりいまだたらず
眠り足らず酔いのさめきらない美人の、なまめかしい姿の形容。「海棠」は、春に薄紅色の美しい花が咲く庭木。玄宗皇帝が楊貴妃を評した言葉から。
勘定合って銭足らず
かんじょうあってぜにたらず
理論と実際とが一致しないことのたとえ。計算は合っているのに、現金が足りないということから。
驥足を展ばす
きそくをのばす
すぐれた才能を持った人がそれを十分に発揮すること。「驥足」は駿馬のすぐれた脚力のことで、転じてすぐれた才能の意。
口叩きの手足らず
くちたたきのてたらず
おしゃべりは達者だが、仕事はさっぱりできないこと。
首縊りの足を引く
くびくくりのあしをひく
首をくくって死のうとしている人の足を引っぱるような、むごいことをするたとえ。
事ある時は仏の足を戴く
ことあるときはほとけのあしをいただく
普段は不信心な人でも、困ったときには仏の足元にひれ伏して救いを求めるというたとえ。
才余りありて識足らず
さいあまりありてしきたらず
才能にあふれているのに見識が足りないということ。
猿は人間に毛が三筋足らぬ
さるはにんげんにけがみすじたらぬ
猿は非常に利口で人間に最も近い動物だが、人間に及ばないのは毛が三本足りないからだということ。「猿は人間に毛が三本足らぬ」ともいう。
地獄の上の一足飛び
じごくのうえのいっそくとび
きわめて危険な行為のたとえ。
手足を措く所なし
しゅそくをおくところなし
安心して身を置く所がないということ。また、不安でたまらないこと。
次郎にも太郎にも足りぬ
じろうにもたろうにもたりぬ
中途半端で使いみちがないこと。
銭は足なくして走る
ぜにはあしなくしてはしる
金には足がついていないのに、まるで足があるかのように、人から人へと渡って行くということ。
千里の行も足下より始まる
せんりのこうもそっかよりはじまる
どんな遠大な計画も身近なことから始まるというたとえ。千里の道のりも足元の第一歩を踏み出すことから始まるという意から。「千里の道も一歩から」ともいう。
伊達の素足もないから起こる
だてのすあしもないからおこる
どうしようもなくて我慢することのたとえ。粋だと言われている伊達の素足も、実は足袋を買う金がないからだという意から。続けて「あればビロードの足袋も履く」ともいう。「伊達の素足も貧から起こる」ともいう。
手が入れば足も入る
てがいればあしもいる
一度気を許すと次々と入り込まれることのたとえ。また、次第に深入りすることのたとえ。
二足の草鞋を履く
にそくのわらじをはく
両立しないような二つの職業を一人で同時に兼ねることのたとえ。
日計足らずして歳計余りあり
にっけいたらずしてさいけいあまりあり
一見、利益が上がっていないように思えるが、長い目で見ると確実に利益があるということ。日々の計算では儲けがないように見えるが、一年を通じるとちゃんと利益があるという意から。
二の足を踏む
にのあしをふむ
ものごとを進める決心がつかず、ためらうこと。一歩目は進んでも、二歩目は足踏みするという意から。
抜き足して来るひとに碌な者なし
ぬきあししてくるひとにろくなものなし
音をさせないように近づく者は、何か後ろ暗い所があるので碌な者ではないということ。
抜き足すれば道付く
ぬきあしすればみちつく
人に知られないようにすると、かえって目立つことになるというたとえ。音を立てないように抜き足差し足で歩くと、かえってその跡が付くという意から。
馬鹿の大足
ばかのおおあし
大きな足は馬鹿のしるしであるという俗説から、足の大きな人をからかっていうことば。
老化は足から
ろうかはあしから
老化現象は、足の痛みやもつれなど、足に関する症状から現れるということ。