「門」を含むことわざ

全21件

朝酒は門田を売っても飲め
あさざけはかどたをうってものめ
朝酒は格別おいしいので、少々無理をしてでも飲むべきだということ。「門田」は家の門前にある田の意。
倚門の望
いもんのぼう
母親が子どもの帰りを待ちわびること。また、そういう母親の愛情のこと。中国の春秋時代、王孫賈(おうそんか)の母親が門に倚(よ)りかかって、我が子の帰りを待ちわびたという故事から。
門松は冥土の旅の一里塚
かどまつはめいどのたびのいちりづか
門松はめでたいものだが、飾るたびに年を重ね死に近づくので、いわばあの世に向かう一里塚のようなものだということ。「冥土」は、あの世のこと。「一里塚」は、街道に一里ごとに築かれ、旅人のための里程標となった塚のこと。この歌は一休作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けてもいわれる。
鬼門
きもん
万事に不吉だとされた艮 (うしとら)の方角(北東)。行くのがいやな場所のたとえ。また、苦手で避けたい人物や事柄のたとえ。北東の方角は、陰陽道で鬼が出入りすると忌み嫌われたことから。
口は禍の門
くちはわざわいのもん
うっかり言った言葉が災いを招くこともあるので、言葉は慎むべきだという戒め。「口は災いの元」ともいう。
葷酒山門に入るを許さず
くんしゅ さんもんにいるをゆるさず
葷酒は修行の妨げになるので、寺の中に持ち込むのを許さないということ。「葷酒」は、強い臭気のねぎやにらなどの野菜と酒。禅寺の山門の脇に立つ石碑に刻まれた言葉。
軍門に降る
ぐんもんにくだる
戦争に負けて降伏すること。また、競争や試合に負けること。「軍門」は、陣営の入り口のこと。投降して敵の軍門に入るという意から。
好事門を出でず悪事千里を行く
こうじもんをいでず あくじせんりをいく
善い行いは、なかなか世間に知られず、悪い行いは、すぐに世間に知れ渡るということ。
乞食にも門出
こじきにもかどで
誰であっても、門出の時は前途の幸運を祈ってお祝いをするということ。また、何事にもそれ相応の儀式や方法があるということ。乞食でさえも旅立ちの時はお祝いをするという意から。
狭き門
せまきもん
入学や就職などで、競争相手が多く、合格するのがむずかしいことのたとえ。また、キリスト教で、天国に至る道が困難であることをたとえた語。
狭き門より入れ
せまきもんよりいれ
楽な道を選ぶより、困難な道を選ぶほうが人間を高めるという教え。「狭き門」は、キリスト教の教えで、天国に至る道が困難であることをたとえた語。神の救いを得るためには、努力が必要であり、楽な道を選んではいけないということから。
前門に虎を防ぎ後門に狼を進む
ぜんもんにとらをふせぎこうもんにおおかみをすすむ
一つの災いを逃れても、さらにまた別の災難に見舞われることのたとえ。前門で恐い虎の侵入をやっと防いだと思ったら、すでに後門に恐ろしい狼が入っていたという意から。「前門の虎、後門の狼」ともいう。
前門の虎後門の狼
ぜんもんのとら こうもんのおおかみ
一つの災難を逃れても、さらにまた別の災いに遭うことのたとえ。前門で恐い虎の侵入をやっと防いだと思ったら、今度は後門に恐ろしい狼が現れるという意から。「前門に虎を防ぎ後門に狼を進む」ともいう。
登竜門
とうりゅうもん
立身出世の関門のたとえ。中国の黄河上流にある竜門という急流をさかのぼることができた鯉は竜になるという故事から。
門外漢
もんがいかん
その事について専門家でない人や直接関係しない人。「門」はその道、「漢」は男のことで、門外の男という意から。
門戸を成す
もんこをなす
一家を興すたとえ。また、一派をつくるたとえ。「門戸を張る」「門戸を構える」ともいう。
門前市を成す
もんぜんいちをなす
権勢や名声を慕い、訪れる人が非常に多いたとえ。門の前に人が大勢集まってまるで市場のようであるという意から。
門前雀羅を張る
もんぜんじゃくらをはる
訪れる人もなく、ひっそりしていることのたとえ。「羅」は網のこと。門前に雀を捕る網が張れるほどさびれているという意から。単に「門前雀羅」ともいう。
門前の小僧習わぬ経を読む
もんぜんのこぞう ならわぬきょうをよむ
ふだん見聞きしていると、知らないうちに覚えてしまうというたとえ。寺の前に住んでいる子どもたちは、習わなくても自然に経を読めるようになるという意から。
門に入らば笠を脱げ
もんにいらばかさをぬげ
礼儀の大切さを教えた言葉。また、礼儀は適切な場所で行えというたとえ。人の家の門内に入ったら笠を脱ぐのが礼儀だということから。
笑う門には福来る
わらうかどにはふくきたる
いつも明るくにこにこしている人の所には、自然に幸福が訪れてくるということ。