「間」を含むことわざ
全31件
鼬なき間の貂誇り
いたちなきまのてんほこり
自分よりすぐれたもの、強いものがいない間に大威張りすることのたとえ。天敵の鼬(イタチ)がいない時だけ、貂(テン)が威張るという意から。
鬼の居ぬ間に洗濯
おにのいぬまにせんたく
怖い人や気兼ねする人がいない間にのびのびと寛ぐこと。「洗濯」は命の洗濯の意で気晴らしのこと。
間髪を容れず
かん はつをいれず
少しの時間もおかず即座に行動するようす。間に髪の毛一本が入るほどの隙間もないという意から。
間一髪
かんいっぱつ
事態が非常に差し迫っていることのたとえ。髪の毛一本が入るほどの隙間という意から。
間然するところなし
かんぜんするところなし
非難すべき欠点がまったくないこと。「間然」は、非難・批判すること。
気が利きすぎて間が抜ける
きがききすぎてまがぬける
気を利かせすぎて、肝心なところが抜けているということ。
九尺二間に戸が一枚
くしゃくにけんにとがいちまい
間口が九尺、奥行き二間、入り口の戸が一枚だけというような、きわめて狭く粗末な家のたとえ。
口から出れば世間
くちからでればせけん
いったん口出したことは、いつの間にか世間に広まるから、口は慎めということ。
猿は人間に毛が三筋足らぬ
さるはにんげんにけがみすじたらぬ
猿は非常に利口で人間に最も近い動物だが、人間に及ばないのは毛が三本足りないからだということ。「猿は人間に毛が三本足らぬ」ともいう。
指呼の間
しこのかん
指さして呼べる、または呼べば答えるほどの近い距離のこと。
透き間風は冷たい
すきまかぜはつめたい
義理の仲が、なんとなくしっくりいかないことのたとえ。また、友人や男女の間で感情の隔たりができると、まったくの他人どうしでないだけに、よけいに冷たさが身にしみるというたとえ。
急かねば事が間に合わぬ
せかねばことがまにあわぬ
事を急ぐと失敗しやすいとわかっているが、急がなければ間に合わず、役に立たないということ。
世間知らずの高枕
せけんしらずのたかまくら
厳しい現実も知らずに、のんびり平然と暮らしている人を皮肉っていう言葉。
世間の口に戸は立てられぬ
せけんのくちにとはたてられぬ
世間の噂は防ぎようがないということ。「立てる」は閉めるの意で、「閉てる」とも書く。「人の口に戸は立てられぬ」「開いた口に戸は立てられぬ」ともいう。
世間は張り物
せけんははりもの
世間には体裁よく見せかけているものが多々あるから気をつけろということ。また、外見をよく見せかけることが世渡りの知恵だということ。「張り物」は、木や竹の骨に紙などを張って岩などに見せかける道具のこと。「世は張り物」ともいう。
世間は広いようで狭い
せけんはひろいようでせまい
世間は広いようであるが、案外狭いということ。思いがけない所で知人にばったり会った時などにいう。「世の中は広いようで狭い」ともいう。
適時の一針は九針の手間を省く
てきじのいっしんはきゅうしんのてまをはぶく
その場で始末を付けておけば、あとで大掛かりな手間をかけずにすむということのたとえ。その時に一針縫っておけば、あとで九針縫う手間を省くことになるという意から。「時を得た一針は九針の手間を省く」ともいう。
時を得た一針は九針の手間を省く
ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく
適時に始末を付けておけば、あとで大掛かりな手間をかけずにすむということのたとえ。その時に一針縫っておけば、あとで九針縫う手間を省くことになるという意から。「適時の一針は九針の手間を省く」ともいう。
寝た間は仏
ねたまはほとけ
どんな悪人でも眠っている間は仏のように無心だということ。また、眠っている間は苦労や心配も忘れ、仏のような心になれるということ。
寝る間が極楽
ねるまがごくらく
寝ている間は現実の心配事や苦労を忘れることができて、まるで極楽にいるようだということ。
伯仲の間
はくちゅうのかん
ほとんど差がなく優劣がつけにくいこと。昔、中国では子どもの上から順に伯・仲・叔・季の字を当て、伯(長兄)と仲(次兄)では年齢にあまり差がないことから。
日方と手間取りは日のうち
ひかたとてまどりはひのうち
日雇いの仕事が夕方には終わるように、南風も夕方にはやむということ。「日方」は日のある方から吹く風。南西風、南東風のこと。「手間取り」は日雇い仕事のこと。
広い世間を狭くする
ひろいせけんをせまくする
恥ずかしい行いなどのために、肩身を狭くしてしまうということ。
間尺に合わない
ましゃくにあわない
割りに合わないこと。損になること。「間尺」は割合、計算。
待つ間が花
まつまがはな
あれこれ想像して待っている間が一番楽しいということ。
三日見ぬ間の桜
みっかみぬまのさくら
世間の移り変わりが激しいことを、桜の花があっという間に散ってしまうことに掛けて言った言葉。もとは江戸時代の俳人大島蓼太の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」からで、三日外出しなかったら桜の花が咲きそろっているという意だったもの。
目睫の間
もくしょうのかん
距離や時間がきわめて接近していることのたとえ。目と睫(まつげ)の間のようにとても近いという意から。
世の中は三日見ぬ間の桜かな
よのなかはみっかみぬまのさくらかな
世の中の移り変わりが激しいことを、桜の花があっという間に散ってしまうことに掛けて言った言葉。もとは江戸時代の俳人大島蓼太の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」からで、三日外出しなかったら桜の花が咲きそろっているという意だったもの。単に「三日見ぬ間の桜」ともいう。
林間に酒を煖めて紅葉を焼く
りんかんにさけをあたためてこうようをたく
林の中で紅葉を燃やして酒を暖めて飲み、秋の風情を楽しむこと。
留守見舞いは間遠にせよ
るすみまいはまどおにせよ
主人が不在中の家を頻繁に訪れると、あらぬ疑いをかけられるから、ほどほどにしたほうがいいということ。
渡る世間に鬼はない
わたるせけんにおにはない
世の中は薄情な人ばかりではなく、困った時には助けてくれる情け深い人もいるというたとえ。