日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
こちらの練習帳は営利・非営利問わず無料でご利用いただけます。作成したファイル・印刷物の配布につきましても、別途許諾の必要はございません。教育や学習に幅広くお役立ていただけると幸いです。
漢字「燼」の意味:
1. 燃え残り・煤(すす)や灰のこと。火が消えた後に残るもの。
- 例:焚火の後には燼が残る。
- 用例:焼き芋を作るとき、火を消した後の燼を使って温かさを保つことができる。
2. 燃えさし。十分に燃え尽きていない部分。
- 例:焚火の燼に風が吹き当たり、再び火が燃え上がった。
- 用例:燼の中から細い炎がかろうじて生まれた。
3. 燃えかす。完全には消え去っていない燃え殻の状態。
- 例:ストーブの中の燼は次第に冷えていく。
- 用例:焚き火の燼を捨てるときは、ちゃんと冷めていることを確認する。
4. 生き残り。特定の出来事や状況から生き延びたものや人。
- 例:事故からの燼としての遺族の支え合いがあった。
- 用例:戦争の燼としての歴史を語り継ぐことは大切である。
5. 遺民。ある地域や国の破壊後に生き残った人々。
- 例:戦後の燼は未だにその傷を抱えている。
- 用例:災害の後の燼を忘れずに、復興を支援する活動が重要だ。
このように、「燼」という漢字は、火に関連する状態や、そこから生まれる意味合いを多様に持つ言葉です。