日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「闔」の意味:
1. とびら。門扉。
この意味では、「闔」は扉や門を指し、出入り口を示す漢字です。例えば、「闔戸」(こもりど)は家の扉を示します。また、「闔」を用いた表現として「開闔」(かいこう)があり、これは扉を開けたり閉じたりすることを意味します。
例文:
- 家の闔を開けると、外の風が入ってきた。
- 大きな闔が閉ざされていると、誰も中に入れない。
2. とじる。とざす。
「闔」は物理的に閉じる、または閉ざす行為を示します。この場合、物の内側や外側を分けることを意味します。特に「闔る」(とじる)という表現が使われ、特定の物や空間を封じ込めることに関連しています。
例文:
- 本を闔って静かに読書を続ける。
- 冷蔵庫の扉をしっかり闔めて食材を保存した。
3. すべて。全部。
この意味では、「闔」は包括的な概念を表し、全体や全てを指すことがあります。この用法は古典的な表現に見られ、ある範囲内のすべてを示します。
例文:
- 彼らはこのプロジェクトに関わる闔ての人々を集めた。
- すべての闔事を計画するのは容易ではない。
4. なんぞ~ざる。どうして~しないのか。
この使用法は、疑問や反問の形で使われ、「どうして~しないのか」という意味になります。「闔」を用いた表現は古典的な文学や詩に見られることが多いです。
例文:
- 何故君はその問題に闔て行動しないのか?
- 人々はいつ闔に協力しないのかを不思議がった。