「主」を含むことわざ
全24件
相手変われど主変わらず
あいてかわれどぬしかわらず
相手は次々と変わっているのに、こちらは常に変わらず同じことを繰り返しているということ。「相手変われど手前変わらず」ともいう。
敢えて主とならず客となる
あえてしゅとならずきゃくとなる
自分が中心にならずに受身でいるほうが無難だということ。
預かり物は半分の主
あずかりものははんぶんのぬし
人から預かった物は、半分は自分の物だと思ってもかまわないということ。「預かり半分」「預かり主は半分」「預かる物は半分の主」ともいう。
息の臭きは主知らず
いきのくさきはぬししらず
自分の欠点は自分では気がつかないということ。自分の息が臭いことは自分ではわからないという意から。
医者が取るか坊主が取るか
いしゃがとるかぼうずがとるか
生死の境にいるような重病人のこと。生きているうちは医者が金を取り、死んでしまえば僧侶が金を取るということから。また、所詮あの世に金は持っていけないと守銭奴を皮肉ることば。
親子は一世夫婦は二世主従は三世
おやこはいっせ ふうふはにせ しゅじゅうはさんせ
親子の関係は現世だけのものであり、夫婦は前世と現世または現世と来世の二世に渡る。主従関係は、前世・現世・来世の三世にまたがるほど深いということ。
しつこい坊主に檀那がない
しつこいぼうずにだんながない
しつこいものは人に嫌われるというたとえ。「檀那」は、檀家のこと。財物の寄進をしつこく言う僧侶は嫌われるということから。
主従は三世
しゅじゅうはさんぜ
主従の間柄は、前世・現世・来世の三世にもわたるほど深いということ。
知らぬは亭主ばかりなり
しらぬはていしゅばかりなり
女房の浮気を周囲の者は知っていて、亭主だけが知らないこと。また、周りの者が皆知っていて、当人だけが知らずに平気でいることのたとえ。
先入主となる
せんにゅう しゅとなる
前から持っている固定的な観念が、新しい考えに対して制約を加えるということ。前もって抱いている考えが主となり、後からの考えが従となるという意から。この語から「先入観や」「先入主」という語が出来た。
譬えに嘘なし坊主に毛なし
たとえにうそなしぼうずにけなし
昔から言い伝えられてきたたとえやことわざは、どれも真理であり嘘はないということ。
亭主関白の位
ていしゅかんぱくのくらい
一家の主人には、関白と同じくらいの権威があるということ。家庭で夫が非常にいばっていること。「関白」は、昔、天皇を補佐した重職のこと。「亭主関白」ともいう。
亭主三杯客一杯
ていしゅさんばいきゃくいっぱい
客をもてなすために、主人が客よりたくさん酒をのむこと。また、客をだしにして主人がふだんより多く酒を飲むことにもいう。
亭主の好きな赤烏帽子
ていしゅのすきなあかえぼし
非常識なことでも、一家の主人のいうことには家族は従わなければいけないというたとえ。烏帽子は黒塗りと決まっているが、一家の主人が赤い烏帽子が良いといえば家族は同調しないわけにはいかないという意。
亭主の好きを客に出す
ていしゅのすきをきゃくにだす
自分の好みを相手も好きと思い込み、無理に押しつける場合が多いということ。その家の主人の好物を客にふるまうということから。「我が好きを人に振る舞う」ともいう。
亭主は達者で留守が良い
ていしゅはたっしゃでるすがよい
亭主は元気で、外で働いてくれたほうが、女房は家でのんびりできるということ。
女房の妬くほど亭主もてもせず
にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず
妻が気をもむほど、夫はよその女性にもててはいないということ。
坊主捨て置け医者大事
ぼうずすておけいしゃだいじ
急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
ぼうずにくけりゃけさまでにくい
その人が憎いと、それに関係するすべてのものが憎くなるということ。僧侶が憎いと、着ている袈裟まで憎らしく思えてくるという意から。
坊主の花簪
ぼうずのはなかんざし
持っていても何の役に立たない物のたとえ。「花簪」は造花などで飾ったかんざしのことで、坊主には役に立たないことから。
坊主の不信心
ぼうずのふしんじん
他人には立派なことを言いながら、実行が伴わないことのたとえ。人に信仰を説く坊主が信仰心がないという意から。
坊主丸儲け
ぼうずまるもうけ
元手なしで、思いがけずに儲かった時に言う言葉。僧侶は資本や経費が不要でお布施などの利益を得られるということから。
持ち物は主に似る
もちものはぬしににる
持ち物には持ち主の性格や好みが表れるので、持ち物を見ればその持ち主の人柄が想像できるということ。
湯上りにはおじ坊主が惚れる
ゆあがりにはおじぼうずがほれる
女性の湯上り姿は艶やかで誰でも心ひかれるということ。「おじ坊主」は、伯父(叔父)や坊主もという意と、おじの坊主という解釈もある。「湯上りは親でも惚れる」「洗い髪にはおじ坊主が惚れる」などともいう。