「同」を含むことわざ
全21件
畦から行くも田から行くも同じ
あぜからいくもたからいくもおなじ
手段や方法が違っても、同じ結果になることのたとえ。畦道から行っても田から行っても、結局行き着く所は同じということから。
いとこ同士は鴨の味
いとこどうしはかものあじ
いとこ同士の夫婦は、とても仲がよいということのたとえ。味がいい鴨肉のように、仲がいいという意から。
大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然
おおやといえばおやもどうぜん たなこといえばこもどうぜん
借家人にとって家主は親と同様の存在であり、家主にとって借家人は我が子同様の存在だということ。「店子」は、借家人の意。昔の大家と店子の関係をいった言葉。
落つれば同じ谷川の水
おつればおなじたにがわのみず
出発点は違っていても、行き着く先は同じだということ。また、人間も身分や貧富の差があっても、死ねば同じ土になるというたとえ。「雨霰雪や氷と隔つらん落つれば同じ谷川の水」という和歌から。
同い年夫婦は火吹く力もない
おないどしみょうとはひふくちからもない
同い年の夫婦は仲が良く、いつも笑ってばかりいるので、火吹き竹を吹いて火をおこすためのふくれっ面もできないということ。
同じ穴の貉
おなじあなのむじな
一見無関係のように見えて、実は同類・仲間であることのたとえ。多くは悪事をもくろむ者のことをいう。「同じ穴の狐」「一つ穴の貉」「一つ穴の狐」ともいう。
同じ釜の飯を食う
おなじかまのめしをくう
かつて同じ職場で働いたり、生活を共にした親しい仲間のこと。
同じ羽の鳥は集まるものだ
おなじはねのとりはあつまるものだ
同じような趣味や考え方の人間は、自然と集まって仲間になるということ。
君子は和して同ぜず小人は同じて和せず
くんしはわしてどうぜず しょうじんはどうじてわせず
すぐれた人物は、人と仲良くするが自主性を失わずむやみに同調しない。つまらぬ人間は、すぐに同調し自主性を欠いているということ。
形影相同じ
けいえいあいおなじ
人の行いの善し悪しはその人の心の善し悪しによるというたとえ。「形影」は物の形とその影で、形が歪めば影も歪むと言う意味。
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ
げたもあみだもおなじきのきれ
尊卑の違いはあっても、もとは同じであるというたとえ。また、出発点が同じでも、その人の心がけ次第で後に大きな差が出てくるというたとえ。足で踏まれる下駄も、人から拝まれる阿弥陀の仏像も、もとは同じ木から作られたものだという意から。「下駄も仏も同じ木の切れ」ともいう。
堅白同異の弁
けんぱくどういのべん
こじつけの論理、詭弁のこと。中国戦国時代、趙の公孫竜が説いた論法。固くて白い石は、目で見た時は白さはわかるが堅さはわからない。手で触った時は堅さはわかるが白さはわからない。ゆえに、堅いことと白いことは同時には成り立たないと論じたものから。
小異を捨てて大同につく
しょういをすててだいどうにつく
多少の意見の違いがあっても、多数が支持する意見に従うということ。「大同」は、多くの者が一つにまとまること。
汁を吸うても同罪
しるをすうてもどうざい
悪事に少しでも関わったら同罪だということ。汁を少し吸っても、中身を食べたのと同じだという意から。
好いた同士は泣いても連れる
すいたどうしはないてもつれる
お互いに好き合った男女は、辛さに泣きながらでも離れず連れ添うものだということ。
同気相求む
どうきあいもとむ
気の合う者同士は、自然と寄り集まるということ。「同気」は同じ気質のこと。
同日の論にあらず
どうじつのろんにあらず
差がありすぎて比較できないということ。あまりにも差があるものを同じ日に論ずることはできない意から。
同舟相救う
どうしゅうあいすくう
ふだん仲が悪かったり見知らぬ者同士でも、利害が一致すれば、いざという時は助け合うというたとえ。同じ舟に乗り合わせた人々は、舟が沈みそうな時は力を合わせて助け合うという意から。
同病相憐れむ
どうびょうあいあわれむ
同じような境遇や立場にある者は、互いの気持ちがよく理解できるから同情し合うということ。同じ病気の者同士は、その苦痛がわかるので互いに憐れみ合う意から。
光を和らげ塵に同ず
ひかりをやわらげちりにどうず
才能や学徳を隠して、俗世で目立たないように暮らすこと。また、仏や菩薩が衆生を救うために、本来の姿を隠して、塵のような俗世に現れること。「和光同塵」ともいう。
和して同ぜず
わしてどうぜず
人と協調していくが、道理を曲げてまでは同調しないということ。