「所」を含むことわざ

全30件

過ちは好む所にあり
あやまちはこのむところにあり
過ちは、自分の好きな事や得意な事をしている時に、つい油断して起こるということ。
意志のある所には道がある
いしのあるところにはみちがある
実現しようという意志があれば、できないことはないというたとえ。
柄のない所に柄をすげる
えのないところにえをすげる
無理やり理屈をこじつけること。柄が必要ないものにも無理に柄をつけるという意から。
大所の犬になるとも小所の犬になるな
おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな
どうぜ人に仕えるなら、勢力・権力のある相手の下につけというたとえ。
己の欲する所を人に施せ
おのれのほっするところをひとにほどこせ
自分が他人にしてもらいたいことは、人にもしてやりなさいということ。
己の欲せざる所は人に施すこと勿れ
おのれのほっせざるところはひとにほどこすことなかれ
自分が他人からされたくないと思うことは、決して他人にしてはならないということ。
歌人は居ながらにして名所を知る
かじんはいながらにしてめいしょをしる
歌人は古歌や歌枕の研究によって、実際にその場所に行ったことはなくても、名所について詳しいということ。
痒い所に手が届く
かゆいところにてがとどく
細かい点まで心配りが行き届いて、気が利いていることのたとえ。
口には関所がない
くちにはせきしょがない
人の口から出る言葉をさまたげる関所はない。だから何を言っても自由だというたとえ。
窪い所に水溜まる
くぼいところにみずたまる
土地の窪みに水が溜まるように、人や物も集まるべきところに、自然に寄り集まってくるということ。
効能書きの読めぬ所に効能あり
こうのうがきのよめぬところにこうのうあり
薬の効能書きは難解だが、それがかえって効きそうな気にさせる。わかりにくいものほど、有難みがあるということのたとえ。また、効能書きの難解さへの皮肉にいう。
心の欲する所に従えども矩を踰えず
こころのほっするところにしたがえどものりをこえず
自分の心の思うままに行動しても、決して道徳から外れないということ。
乞食も場所
こじきもばしょ
何事をするにも、場所を選ぶことが大事だというたとえ。乞食も座る場所によって稼ぎが違うという意から。
妻子を置く所が故郷
さいしをおくところがこきょう
故郷を出て来た人がそこで所帯を持ち、妻子のいるその場所を第二の故郷と思って頑張る覚悟をいう。
尺も短き所あり寸も長き所あり
しゃくもみじかきところあり すんもながきところあり
場合によっては賢い者も劣ることがあり、愚かな者が勝る場合もあるというたとえ。尺でも短くて足りないこともあり、寸でも長すぎることがあるということから。
十目の視る所十手の指す所
じゅうもくのみるところ じってのゆびさすところ
多くの人が一致して認めること。十人の目が見て、十人の手が指し示す所という意から。
手足を措く所なし
しゅそくをおくところなし
安心して身を置く所がないということ。また、不安でたまらないこと。
住むばかりの名所
すむばかりのめいしょ
名所に住んでいると、他人にはよさそうに見えるが、ただ名所に住んでいるだけのことで、必ずしも住みやすいとは言えないということ。
大軍に関所なし
たいぐんにせきしょなし
大きな勢力にはかなわないということ。大軍に攻められたらそれをはばむ関所などないという意から。
長所は短所
ちょうしょはたんしょ
自分の長所を過信すると思わぬ失敗をすることがある。長所も時には短所になるということ。
罪なくして配所の月を見る
つみなくしてはいしょのつきをみる
流刑地のようなわびしい地で、罪人としてではなく、普通の人として月を眺めることができたら、さぞ趣きがあるだろうということ。「配所」は罪を得た人が流された土地のこと。
爪を立てる所もない
つめをたてるところもない
足の爪先を立てる隙間もないほど込み合っているようす。
所変われば品変わる
ところかわればしなかわる
土地が変わると風俗や習慣が違うということ。また、同じ物でも土地によって呼び方や用途が違うものだということ。
所で吠えぬ犬はない
ところでほえぬいぬはない
自分の住まいで吠えない犬はいないように、弱い者でも自分の縄張りでは威張るということ。
所の神様ありがたからず
ところのかみさまありがたからず
自分の身近にあり、よく知っているものは、そのありがたみが薄いというたとえ。
能書きの読めぬ所に効き目あり
のうがきのよめぬところにききめあり
効能書きは難解だが、それがかえって効き目があるように感じられる。よくわからないものほど、有難みがあるということのたとえ。また、効能書きの難解さへの皮肉にいう。
味噌に入れた塩は他所へは行かぬ
みそにいれたしおはよそへはいかぬ
他人に尽くすことは、一見無駄のように見えても、結局は自分のためになるということ。味噌に入れた塩は、混じって見えなくなるが、味噌の味を調えるために役に立っているという意から。
虫の居所が悪い
むしのいどころがわるい
機嫌が悪くて怒りやすくなっていることのたとえ。
名所に見所なし
めいしょにみどころなし
一般に名所といわれている所も、案外見るものが少なくつまらない所が多い。名は必ずしも実を伴わないということ。
目の寄る所へは玉も寄る
めのよるところへはたまもよる
同類が自然に寄り集まることのたとえ。目が一方へ動けば、それにつれて瞳も動くという意から。