「明」を含むことわざ
全26件
明るけりゃ月夜だと思う
あかるけりゃつきよだとおもう
考え方が単純で現実を知らないことのたとえ。外が明るいとすべて月夜だと思う意から。
明日は明日の風が吹く
あしたはあしたのかぜがふく
先のことをいくら心配してもはじまらないので、なるがままに任せて生きるのがよいということ。明日は明日で、今日の風と違う風が吹くという意から。
足もとの明るいうち
あしもとのあかるいうち
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。
明日ありと思う心の仇桜
あすありとおもうこころのあだざくら
いつ何が起こるかわからない、人生や世の中の無常をいった言葉。桜の花が、明日も咲いているだろうと安心していると、夜中の嵐で散ってしまうかもしれないという意から。「夜半に嵐の吹かぬものかは」という句がこれに続く。
明日食う塩辛に今日から水を飲む
あすくうしおからにきょうからみずをのむ
手回しがいいように見えて、実は無意味なことのたとえ。
明日知らぬ世
あすしらぬよ
今日は無事に過ごせたとしても、明日のことはわからない。永久不変のものなど無いという、この世の無常をいうことば。
明日の事は明日案じよ
あすのことはあすあんじよ
明日の事は明日のこと。何が起こるかわからないから今日から心配しても仕方ないということ。
明日の事を言えば鬼が笑う
あすのことをいえばおにがわらう
先のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。
明日の百より今日の五十
あすのひゃくよりきょうのごじゅう
不確かな期待よりも、たとえ量が少なくても、今日確実に手にできるもののほうがよいということ。
言いたいことは明日言え
いいたいことはあすいえ
言いたいことがあってもすぐ口に出さず、一晩じっくり考えてから言うほうが失言せずにすむということ。
女ならでは夜は明けぬ
おんなならではよはあけぬ
女がいなければ何事もうまくいかないというたとえ。天照大神が天岩戸に隠れて世の中が暗くなった時、天鈿女命の舞踊で岩戸を開けることができたという故事から。「日の本は女ならでは夜の明けぬ国」ともいう。
今日できることを明日まで延ばすな
きょうできることをあすまでのばすな
やればすぐできることはを、明日やろうと一日延ばしにしないで思いついたらすぐにやれという戒めの言葉。
今日の襤褸明日の錦
きょうのつづれ あすのにしき
今はぼろを身につけているが、努力を怠らなければ苦労が実って、そのうち美しい衣服を着るほど出世できるだろうということ。「襤褸」はぼろ、「錦」は美しい衣服。
今日の一針明日の十針
きょうのひとはり あすのとはり
すぐにしなければならないことを先延ばしすると、余計に手間がかかるということのたとえ。今日なら一針縫えば済むのに、明日に延ばせばほころびが広がり、十針も縫わなければならなくなるという意から。
食うことは今日食い言うことは明日言え
くうことはきょうくい いうことはあすいえ
食べ物は早く食べたほうがおいしく味わえるが、ものを言うのはよく考えてからのほうが賢明だということ。
紺屋の明後日
こうやのあさって
約束の期限があてにならないことのたとえ。「紺屋」は染物屋のことで、もとは「こんや」ともいった。染物屋の仕事は天気に左右されるので、出来上がりが遅れがちでいつも「明後日」と言い訳していたことから。
死せる孔明生ける仲達を走らす
しせるこうめい いけるちゅうたつをはしらす
生前の威信が死後も保たれ、人々を恐れさせるたとえ。中国、蜀の諸葛孔明が魏の司馬仲達と対陣中病死した。退却しようとした蜀軍を仲達はただちに追撃したが、蜀軍は孔明の遺命に基づいて反撃の姿勢を見せたため、仲達は孔明がまだ死んでおらず、何か策略があるのではないかと恐れ退却したという故事から。
大漁の明日
たいりょうのあした
良いことは、そうそう長続きはしないということ。大漁の次の日も大漁であるとは限らないという意から。
灯明で尻を焙る
とうみょうでしりをあぶる
やり方を誤ったために、まったく効果があがらないことのたとえ。「灯明」は、神仏に供えるともしびのこと。灯明のような弱い火で尻をあぶっても暖まることは出来ない意から。
腹の立つ事は明日言え
はらのたつことはあすいえ
腹が立ってもすぐ口に出さず、一晩じっくり考えてから言うほうが失言せずにすむということ。
火を見るより明らか
ひをみるよりあきらか
きわめて明らかで疑う余地がまるでないようす。火を見れば火だとわかるが、それよりもっと明らかという意から。
無明の酒に酔う
むみょうのさけによう
煩悩にとらわれ真理を理解できず、思い惑うことのたとえ。「無明の酒」は人を惑わす煩悩を、正常な心を失わせる酒にたとえた言葉。
明鏡も裏を照らさず
めいきょうもうらをてらさず
どんな賢人でも目が届かないことがあるというたとえ。曇りのない鏡でも、ものの裏までは映さないという意から。
幽明境を異にする
ゆうめいさかいをことにする
死に別れること。「幽」はあの世、「明」はこの世の意。死んであの世とこの世の境界を越え、別々になるという意から。「幽明処を隔つ」ともいう。
雪の明日は裸虫の洗濯
ゆきのあしたははだかむしのせんたく
雪の降った翌日は晴天になることが多いということ。「裸虫」は貧しくて着る物がろくにない人のことで、雪が降った翌日は天気が良く、貧乏人が着ていた物を脱いで洗濯するほど暖かいという意から。
夜明け前が一番暗い
よあけまえがいちばんくらい
どん底の後には必ずいいことがあるというたとえ。日が昇る直前に一番暗い時間があるということから。