「枝」を含むことわざ

全15件

雨塊を破らず風枝を鳴らさず
あめつちくれをやぶらず かぜえだをならさず
世の中が大平であることのたとえ。周公が中国を統治していた頃は天下泰平で、雨は静かに降って土のかたまりを壊さず、風は木の枝も動かないように静かに吹いたという故事から。
枝を伐って根を枯らす
えだをきってねをからす
手近なところから処理していき、順次に根本まで始末することのたとえ。木を枯らす時には、いきなり根に手を加えず、まず枝を切り落として最後に根を枯らすのがよいという意から。
枝を矯めて花を散らす
えだをためてはなをちらす
小さな欠点にこだわって、かえって大事な部分をなくしてしまうことのたとえ。
越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶く
えっちょうなんしにすくい こばほくふうにいななく
故郷の忘れがたいことのたとえ。中国南方の越の国から北国へ渡った鳥は、樹木の南側の枝に巣をかけ、北方の胡の国から来た馬は、北風が吹きよせると故郷を想って嘶くという意から。『文選』の古詩「胡馬は北風に依り、越鳥は南枝に巣くう」による。単に「越鳥南枝に巣くう」や「胡馬北風に嘶く」ともいう。
陰に居て枝を折る
かげにいてえだをおる
恩を受けた人にひどいことをするたとえ。木陰で涼んでいた者が、その木の枝を折るという意から。また。恩人の見ていない所で、その恩人の家の木の枝を折るという意から。
重箱の隅を楊枝でほじくる
じゅうばこのすみをようじでほじくる
どうでもいいようなつまらない所まで取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。「楊枝で重箱の隅をほじくる」「重箱の隅を楊枝で突つく」ともいう。
直き木に曲がる枝
なおききにまがるえだ
どんなに正しい人でも欠点や弱点があることのたとえ。まっすぐな木にも曲がった枝がついているという意から。
根浅ければ則ち末短く本傷るれば則ち枝枯る
ねあさければすなわちすえみじかく もとやぶるればすなわちえだかる
基礎がしっかりしていない物事は発展せず、いずれ衰えるということのたとえ。「末」は枝や葉、「本」は幹こと。根が十分張っていなければ枝葉も成長しない、幹がいためば枝も枯れるという意から。
鳩に三枝の礼あり烏に反哺の孝あり
はとにさんしのれいあり からすにはんぽのこうあり
子の親に対する礼儀や孝養の大切さをいった言葉。鳩の子は親鳥より三本下の枝にとまり、成長した後は恩を忘れずに老いた親鳥に口移しに餌を運ぶという意。そのことから、鳥でさえ親の恩に報いるのだから、人は礼儀を尊び親孝行せよということ。
吹く風枝を鳴らさず
ふくかぜえだをならさず
世の中がよく治まり平和なようすのたとえ。吹く風が静かで枝は音も立てないという意から。
武士は食わねど高楊枝
ぶしはくわねどたかようじ
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。
曲がる枝には曲がれる影あり
まがるえだにはまがれるかげあり
原因が悪ければ悪い結果が生じるというたとえ。曲がった枝には、その曲がった枝の影ができるという意から。
楊枝で重箱の隅をほじくる
ようじでじゅうばこのすみをほじくる
どうでもいいような細かい所まで問題にして、口うるさく言うことのたとえ。「重箱の隅を楊枝でほじくる「「重箱の隅を楊枝で突つく」ともいう。
落花枝に返らず破鏡再び照らさず
らっかえだにかえらず はきょうふたたびてらさず
一度こわれた男女の仲は、再びもとに戻ることはないというたとえ。散り落ちた花は再びもとの枝に返ることはなく、割れた鏡は再び物をうつすことはできない意から。
連理の枝
れんりのえだ
夫婦や男女の仲がきわめてむつまじいことのたとえ。「理」は木目の意で、木の枝が別の木とつながって木目が連なっているということから。詩人、白居易の「天に在りては願わくは比翼の鳥とならん。地に在りては願わくは連理の枝とならん」から。