「渡」を含むことわざ
全17件
浅い川も深く渡れ
あさいかわもふかくわたれ
物事を行う時は、注意を怠らず決して油断してはいけないということ。浅い川を渡る時も、深い川を渡る時のように注意して渡れという意から。
危ない橋も一度は渡れ
あぶないはしもいちどはわたれ
安全な方策ばかりとっていたのでは、成功することはできない。時には危険を冒してやってみるのも必要だということ。
危ない橋を渡る
あぶないはしをわたる
危険な手段をとることのたとえ。いまにも落ちそうな危険な橋を渡るという意から。
石橋を叩いて渡る
いしばしをたたいてわたる
用心の上にも用心を重ねて事を行うことのたとえ。丈夫な石橋でも、安全を確かめてから渡るという意から。
引導を渡す
いんどうをわたす
最終的な宣告をして、相手にあきらめさせること。「引導」は、葬式の時、死者の霊を極楽浄土に導くために、僧が経文や仏語を唱えること。その引導を死者に与える意から。
浮世渡らば豆腐で渡れ
うきよわたらばとうふでわたれ
世渡りは、内面にやさしさと柔軟性をもち、物事のけじめはきっちりとつけよというたとえ。豆腐は外見が四角くきちんとした形だが、内は柔らかいことから。
負うた子に教えられて浅瀬を渡る
おうたこにおしえられてあさせをわたる
人は時には自分より経験の浅い年下の者から物事を教わることもあるというたとえ。背中に負ぶった子に浅瀬を教えられて川を無事に渡るという意から。
螻蛄の水渡り
けらのみずわたり
初めは熱心で、途中でやめてしまうことのたとえ。また、努力しても成し遂げられないことのたとえ。土の中にいる螻蛄は水中に入ると泳ぎだすが、大きな川などは泳ぎきることができないことから。
追従も世渡り
ついしょうもよわたり
人にこびへつらい、お世辞をいうのも世渡りの一つの手段であるということ。
剣の刃を渡る
つるぎのはをわたる
きわめて危険なことをするたとえ。刀の刃の上をはだしで歩くという意から。
曲がらねば世が渡られぬ
まがらねばよがわたられぬ
道理や正義だけでは世の中はうまく渡っていけない。時には自分の意を曲げて相手に合わせることも必要だということ。
祭りの渡った後のよう
まつりのわたったあとのよう
にぎやかだったあと、急に静まりかえることのたとえ。にぎやかな祭りの行列が通り過ぎたあと静かになる意から。
皆で渡れば怖くない
みんなでわたればこわくない
間違っていることも、集団でならば平気でできるということ。1980年頃、漫才コンビ「ツービート」が言った「赤信号皆で渡れば怖くない」から。
世渡りの殺生は釈迦も許す
よわたりのせっしょうはしゃかもゆるす
生活のためならば、多少の不道徳や無慈悲な行いは止むを得ないということ。
ルビコンを渡る
るびこんをわたる
重大な決断をするたとえ。「ルビコン」はイタリア北部のルビコン川のことで、古代ローマの英雄カエサルが軍隊を引き連れてこの川を渡り、ローマに宣戦布告をしたことにもとづく。
渡りに船
わたりにふね
物事が好都合に運ぶこと。川を渡ろうとすると、ちょうど舟があるという意から。
渡る世間に鬼はない
わたるせけんにおにはない
世の中は薄情な人ばかりではなく、困った時には助けてくれる情け深い人もいるというたとえ。