「魚」を含むことわざ
全35件
網呑舟の魚を漏らす
あみ どんしゅうのうおをもらす
法の規制が及ばず、大悪人を取り逃がしてしまうことのたとえ。網の目が粗いために、舟を呑み込むほどの大魚を逃がしてしまうという意から。
網にかかった魚
あみにかかったうお
逃げようとしても逃げ出せないことのたとえ。
網にかかるは雑魚ばかり
あみにかかるはざこばかり
悪事をはたらいても捕まるのは小物ばかりで、大物は巧みに逃げてなかなか捕まらないということ。
魚心あれば水心
うおごころあればみずごころ
相手が好意を示せば、こちらもまた好意を持つ。先方の出方次第で、こちらの態度が決まるということ。もとは「魚、心あれば、水、心あり」で魚と心、水と心が一語化したものといわれる。魚が水に好意を示せば、水もその魚に好意を持つであろうという意から。「網心あれば魚心」「水心あれば魚心」ともいう。
魚と水
うおとみず
切っても切れない非常に親しい関係のたとえ。
魚の木に登るが如し
うおのきにのぼるがごとし
魚が木に登ろうとするように、不可能なことをしようとするたとえ。
魚の釜中に遊ぶが如し
うおのふちゅうにあそぶがごとし
危険が迫っていることも知らずにのんきにしていることのたとえ。やがて煮られることも知らずに魚が釜の中を泳ぎまわっていることから。「釜中の魚」ともいう。
魚の水に離れたよう
うおのみずにはなれたよう
水から出た魚のように、頼りを失ってどうすることもできないことのたとえ。
魚の水を得たよう
うおのみずをえたよう
自分の力を発揮できる場所を得て、生き生きと活躍するようすのたとえ。
魚の目に水見えず
うおのめにみずみえず
自分の身近なものの価値には気がつきにくいことのたとえ。
魚は鯛
うおはたい
魚のなかでは鯛が最上であるということ。比喩的に同種類の中の最上をもいう。
魚を得て筌を忘る
うおをえてうえをわする
目的を達してしまうと、それに役立ったものの功労を忘れてしまうというたとえ。「筌」は「うけ」とも言い魚とりの道具。魚を得てしまえば筌は不用になり忘れてしまうという意から。
海魚腹から川魚背から
うみうおはらからかわうおせから
海の魚は腹から、川の魚は背から裂くのがよいということ。
木に縁りて魚を求む
きによりてうおをもとむ
方法を誤ると目的を達成できないことのたとえ。木に登って魚を探すという意から。
魚腹に葬らる
ぎょふくにほうむらる
海や川で水死するたとえ。海や川で溺れ死んで魚のえさとなり、その腹に葬られるという意から。
金魚の糞
きんぎょのふん
一人の人物のあとに、大勢の人がぞろぞろついて回ることの形容。金魚の糞が切れずに長くつながっているようすから。「金魚のうんこ」ともいう。
魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ
さかなはとのさまにやかせよもちはこじきにやかせよ
人には向き不向きがあるから、仕事をさせるときはそれにふさわしい人を選べというたとえ。魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がよく、餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人がいいという意から。「餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ」ともいう。
雑魚の魚交じり
ざこのととまじり
小物が大物の仲間入りをしていること。身分・能力にふさわしくない地位に就くことのたとえ。雑魚が大きな魚の中に入り混じっているという意から。
猿の水練魚の木登り
さるのすいれん うおのきのぼり
見当違いのことをするたとえ。
水魚の交わり
すいぎょのまじわり
魚が水を必要とするように、離れることが出来ない非常に親密な関係のこと。
清水に魚棲まず
せいすいにうおすまず
あまりにも心が清らかで欲のない人は、かえって人に親しまれないということ。水が清らかすぎると、魚も隠れる所がないので棲みつかない意から。
大魚は小池に棲まず
たいぎょはしょうちにすまず
大人物はつまらない仕事や地位には満足しないというたとえ。大きな魚は小さな池には棲んでいないという意から。
高い舟借りて安い小魚釣る
たかいふねかりてやすいこざかなつる
好きな事のためには、損得など考えないということのたとえ。
池魚の殃
ちぎょのわざわい
思いがけないことに巻き込まれて災難にあうことのたとえ。昔、中国で城門が火事になり池の水を使って消火したため、水がなくなり池の魚が死んでしまったという故事から。
釣り落とした魚は大きい
つりおとしたさかなはおおきい
手に入れ損なったものは、くやしさが加わって、特にすぐれたもののように感じられるというたとえ。「魚」は「うお」とも読む。「逃がした魚は大きい」ともいう。
逃がした魚は大きい
にがしたさかなはおおきい
手に入れそこなったものは、惜しく思うあまりに、実際より価値があるように感じられるというたとえ。「魚」は「うお」とも読む。
猫の魚辞退
ねこのうおじたい
内心は欲しくてたまらないのに、うわべだけ遠慮することのたとえ。また、その場だけのことで、長続きしないことのたとえ。猫が大好きな魚を辞退するという意から。「猫の精進」「猫の魚を食わぬ振り」ともいう。
釜中の魚
ふちゅうのうお
危険が迫っていることも知らずにのんきにしていることのたとえ。また、死が迫っていることのたとえ。やがて煮られることも知らずに魚が釜の中をのんびり泳いでいることから。「魚の釜中に遊ぶが如し」ともいう。
水清ければ魚棲まず
みずきよければうおすまず
あまりにも心が清らかで真面目な人は、逆に人から敬遠されて孤立してしまうというたとえ。水が清らかすぎると、餌もなく隠れる所もないので魚が棲みつかない意から。
水心あれば魚心
みずごころあればうおごころ
相手が好意を示せば、こちらもまた好意を持つ。先方の出方ひとつでこちらの対応も違うということ。もとは「魚、心あれば、水、心あり」で魚と心、水と心が一語化したものといわれる。魚が水に好意を示せば、水もその魚に好意を持つであろうという意から。「網心あれば魚心」「魚心あれば水心」ともいう。
水を得た魚のよう
みずをえたさかなのよう
その人の力を発揮できる場所を得て、生き生きと活躍するようすのたとえ。
水を離れた魚
みずをはなれたうお
水から出た魚のように、頼りを失って自由がきかないことのたとえ。
目高も魚のうち
めだかもととのうち
とるに足りないようなものでも仲間には違いがないというたとえ。目高のように小さな魚でも、魚の仲間に違いはないということから。
餅は乞食に焼かせよ魚は殿様に焼かせよ
もちはこじきにやかせよさかなはとのさまにやかせよ
人には向き不向きがあるから、何かをさせるときは適任者を選べというたとえ。餅は何度もひっくり返しながら焼くので乞食のようにがつがつした人が適し、魚はゆっくり火を通した方がいいので殿様のようにおっとりした人がいいという意から。「魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ」ともいう。
魯魚の誤り
ろぎょのあやまり
似た文字のあやまり。「魯」と「魚」は字形が似ていて誤りやすいことから。