「七」を含むことわざ

全34件

赤子のうちは七国七里の者に似る
あかごのうちはななくにななさとのものににる
赤ん坊ははっきりした特長がないので、似てると思って見ればあちこちの誰にでも似て見えるということ。「七国七里」は諸所方々のこと。
朝茶は七里帰っても飲め
あさちゃはしちりかえってものめ
朝の茶は一日の災難よけなので、飲み忘れて旅立ちしたら、たとえ七里の道を戻ってでも飲むべきだということ。
伊勢へ七旅熊野へ三度
いせへななたび くまのへみたび
信仰心が深いことのたとえ。伊勢神宮へ七度、熊野三山へ三度もお参りしたことがあるほど信仰深いという意から。このあと続けて「愛宕様へは月参り」ともいう。
色の白いは七難隠す
いろのしろいはしちなんかくす
色が白ければ、顔かたちに多少の欠点があっても気にならないということ。
浮き沈み七度
うきしずみななたび
長い人生には良いときもあれば悪いときもあり、それを何度も繰り返すということ。
浮世は衣装七分
うきよはいしょうしちぶ
とかく世間では外見を重んじ、うわべで内容を判断しがちだということ。七分は十分の七のことで、衣装で七分がた評価が下される意から。
兎も七日なぶれば噛みつく
うさぎもなぬかなぶればかみつく
おとなしい人でも、たびたび辱めを受けるとついには怒るというたとえ。おとなしい兎でも七日もいじめられればついには噛みつくというたとえ。
男は敷居を跨げば七人の敵あり
おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり
男が世の中に出て活動するようになると、多くの競争相手や敵に出会うということのたとえ。男が敷居を跨いで外に出れば七人の敵がすでに待ち構えているという意から。「敷居を跨げば七人の敵あり」「男子家を出ずれば七人の敵あり」ともいう。
親の十七子は知らぬ
おやのじゅうしち こはしらぬ
親は自分が未熟だった若い頃の失敗談などをしないから、子どもにはわからない。完全なふりをして子どもに意見する親を皮肉っていう言葉。
親の光は七光り
おやのひかりはななひかり
親の地位や名声のおかげで、子どもが恩恵を受け得をすること。
金の光は七光
かねのひかりはななひかり
金持ちの威光が広く及ぶようす。「七光り」は親などの威光で利益を受けること。
木七竹八塀十郎
きしちたけはちへいじゅうろう
木を切るには七月、竹を切るには八月、土塀を塗るのは十月が適しているということ。月はいずれも陰暦で、人名のように語呂をあわせて覚えやすくしたもの。
狐七化け狸は八化け
きつねななばけ たぬきはやばけ
狐は七つのものに化けることができるが。狸は八つのものに化けられる。狐より狸のほうが化けるのは上手だということ。「狐の七化け狸の八化け」ともいう。
敷居を跨げば七人の敵あり
しきいをまたげばしちにんのてきあり
男が社会に出て活動するようになると、多くの競争相手や敵に出会うということのたとえ。男が敷居を跨いで外に出れば七人の敵がすでに待ち構えているという意から。「男は敷居を跨げば七人の敵あり」「男子家を出ずれば七人の敵あり」ともいう。
四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ
しじゅうすぎてのどうらくとななつさがってふるあめはやみそうでやまぬ
中年になってから始めた道楽と、七つ下がりに降り出した雨は、なかなかやまないということ。「七つ下がり」は午後四時過ぎのこと。
七細工八貧乏
しちざいくはちびんぼう
なんでもできるような器用な人は、一つの事に専念できずに、どれも中途半端になり、結局は貧乏するということ。「七細工」は器用のこと。「八貧乏」は「七細工」に調子を合わせて言った言葉。「八細工七貧乏」ともいう。
七尺去って師の影を踏まず
しちしゃくさってしのかげをふまず
師につき従って行く時は、弟子は後ろから歩き、師の影を踏んではいけないということ。弟子が師を敬う心がけを説いた言葉。「三尺下がって師の影を踏まず」ともいう。
七十五日は金の手洗い
しちじゅうごにちはかねのてあらい
嫁や婿、養子に行った時は、しばらくの間は大事にされるということ。「金の手洗い」は、金属製の洗面器で来客などに使われたもの。
七度探して人を疑え
しちどさがしてひとをうたがえ
物がなくなった時には、自分で丹念に探してみるのが先決で、軽率に人を疑ってはいけないという戒めの言葉。七回探しても見つからない時に、はじめて人を疑えという意から。「七度尋ねて人を疑え」ともいう
七年の病に三年の艾を求む
しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ
事態が差し迫って慌てても間に合わないので、日ごろの心がけが大事だということ。七年もの間病気に苦しんだあとで、三年乾かさないといけない上等の艾を求めるということから。
七歩の才
しちほのさい
詩文を作る才能が非常にすぐれていること。また、詩作の早いこと。魏の曹植が、兄の文帝(曹丕)に七歩あゆむ間に詩を作れと命じられてただちに作ったという故事から。
十七八は藪力
じゅうしちはちはやぶぢから
男は十七、八歳の頃には、薮竹を引き抜くほどのばか力が出るということ。
姑の十七見た者ない
しゅうとめのじゅうしち みたものない
姑は自分の若い頃のことを引き合いに出して嫁に小言を言うが、誰も姑の若い時を知らないので当てにはならないということ。
人生七十古来稀なり
じんせいしちじゅう こらいまれなり
七十歳まで生きる人は、昔から非常に少ないということ。このことから七十歳のことを「古稀(古希)」という。
男子家を出ずれば七人の敵あり
だんしいえをいずればしちにんのてきあり
男が世の中に出て活動するようになると、多くの競争相手や敵に出会うということのたとえ。男が家から外に出れば七人の敵がすでに待ち構えているという意から。「男は敷居を跨げば七人の敵あり」「敷居を跨げば七人の敵あり」ともいう。
七度尋ねて人を疑え
ななたびたずねてひとをうたがえ
物が紛失した時には、自分で丹念に探してみるのが先決で、軽々しく人を疑ってはいけないという戒めの言葉。七回探しても見つからない時に、はじめて人を疑えという意から。「七度探して人を疑え」ともいう。
猫を殺せば七代祟る
ねこをころせばしちだいたたる
猫は執念深いので、殺せば子孫七代まで祟りがあるという俗説。
八細工七貧乏
はちざいく しちびんぼう
なんでもできるような器用な人は、一つの事に専念できずに、どれも中途半端になり、そのためにかえって貧乏するということ。「八細工」は器用のこと。「七貧乏」は「八細工」に調子を合わせて言った言葉。「七細工八貧乏」ともいう。
花七日
はななぬか
盛りの時期の短いことのたとえ。桜の花の盛りが七日しかない意から。
人の噂も七十五日
ひとのうわさもしちじゅうごにち
世間の噂は長く続かず、やがて忘れられるということ。噂話も75日もすれば治まり、忘れられてしまうという意から。
人の七難より我が十難
ひとのしちなんよりわがじゅうなん
人の欠点は少しのことでも気がつくが、自分の欠点はなかなか気がつかないというたとえ。「難」は難点の意。「人の七難より我が八難」ともいう。
三つ叱って五つほめ七つ教えて子は育つ
みっつしかっていつつほめ ななつおしえてこはそだつ
子どもは少し叱って多くほめ、たくさん教えて育てるのがいいということ。
世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人
よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。
悋気は女の七つ道具
りんきはおんなのななつどうぐ
やきもちは女の強力な武器だということ。「七つ道具」は武士が用いた七つの武具のこと。