「切」を含むことわざ

全25件

争い果てての棒乳切り
あらそいはててのぼうちぎり
時機に遅れて、何の役にも立たないことのたとえ。「棒乳切り」は棒の切れ端の意。喧嘩が終わってから棒切れを持ち出しても、役に立たないという意から。「喧嘩過ぎての棒乳切り」ともいう。
諍い果てての乳切り木
いさかいはててのちぎりぎ
時機に遅れて何の役にも立たないことのたとえ。「乳切り木」は棒の切れ端の意。喧嘩が終わってから、棒切れを持ち出しても役に立たないという意から。「喧嘩過ぎての棒乳切り」ともいう。
鼬の道切り
いたちのみちきり
交際や音信が途絶えることのたとえ。鼬(イタチ)は一度通った道は二度と通らないといわれていることから。「鼬の道」ともいう。
縁の切れ目は子で繋ぐ
えんのきれめはこでつなぐ
夫婦仲がうまくいかなくなっても、子どもがいれば縁をつなぎとめてくれるということ。
大見得を切る
おおみえをきる
大げさな言動をとって、自分の自信のほどを強調すること。「大見得」は歌舞伎役者が、芝居が最高潮に達した時に目立つ表情や演技をすることで、大げさな言動で自分を誇示するということから。
金鎖も引けば切れる
かなぐさりもひけばきれる
鉄製の鎖も時には切れることがあるように、どんなに意志の強い人でも誘惑に負けることがあるというたとえ。
金の切れ目が縁の切れ目
かねのきれめがえんのきれめ
金がある時はちやほやされるが、金がなくなると相手にされず関係が切れるということ。
皮切りの一灸
かわきりのひとひ
なんでも最初は苦しいものだというたとえ。一番初めにすえる灸が、ひどく熱いと感じられることから。
皮を切らせて肉を切り肉を切らせて骨を切る
かわをきらせてにくをきり にくをきらせてほねをきる
自分自身も犠牲を払い、相手により大きな打撃を与えることのたとえ。自分の皮を切らせておいて相手の肉を切り、自分の肉を切らせてそのかわりに相手の骨を切るという意から。
堪忍袋の緒が切れる
かんにんぶくろのおがきれる
もうこれ以上我慢できなくなり、怒りを爆発させることのたとえ。「堪忍袋」は、辛抱できる心の広さを袋にたとえた言葉。「堪忍袋の緒を切らす」ともいう。
久離を切る
きゅうりをきる
親族などの縁を永久に断つこと。勘当すること。江戸時代、不品行の者の親族が連帯責任を逃れるために、奉行所に願い出てその者と縁を切ったことから。「久離」は「旧離」とも書く。
切る手遅かれ
きるておそかれ
事を決行したり、決断を下したりする前によく熟慮せよということ。
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ
げたもあみだもおなじきのきれ
尊卑の違いはあっても、もとは同じであるというたとえ。また、出発点が同じでも、その人の心がけ次第で後に大きな差が出てくるというたとえ。足で踏まれる下駄も、人から拝まれる阿弥陀の仏像も、もとは同じ木から作られたものだという意から。「下駄も仏も同じ木の切れ」ともいう。
喧嘩過ぎての棒乳切り
けんかすぎてのぼうちぎり
時機に間に合わず、何の役にも立たないことのたとえ。「棒乳切り」は棒の切れ端の意。喧嘩が終わってから、棒切れを持ってきても役に立たないという意から。「争い果てての棒乳切り」ともいう。
小股が切れ上がる
こまたがきれあがる
きりっと引き締まって小粋な姿をしている女性を表す言葉。
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
さくらきるばか うめきらぬばか
樹木の剪定(せんてい)方法をいったことば。桜は枝を切ると枯れることがあるのでそのままがいいし、梅は無駄な枝が伸びないように切ったほうがよいということ。
酒買って尻切られる
さけかってしりきられる
好意でしたことを仇で返されるたとえ。酒を奢った相手に尻を切られるような目に遭わされるということから。
杓子で腹を切る
しゃくしではらをきる
不可能なことのたとえ。杓子を刀がわりにしても腹は切れないことから。
擂り粉木で腹を切る
すりこぎではらをきる
出来るはずがないこと、不可能なことのたとえ。擂り粉木を刀のかわりにしても腹は切れるはずがないことから。「連木で腹を切る」ともいう。
切匙で腹を切る
せっかいではらをきる
不可能なことのたとえ。切匙を刀がわりにしても腹は切れないことから。「切匙」は、すり鉢の内側についたものをかき落とす時に使う木製の道具。
大根を正宗で切る
だいこんをまさむねできる
大げさなことをするたとえ。また、大人物につまらないことをさせることのたとえ。「正宗」は鎌倉時代の名刀で、たかが大根を切るのにその名刀を使うという意から。
頼みの綱も切れ果てる
たのみのつなもきれはてる
頼みにしていた最後の手段もだめになり、万策が尽きるということ。「頼みの綱」は、頼りにしてすがる人や物の意。
昔は肩で風を切り今は歩くに息を切る
むかしはかたでかぜをきり いまはあるくにいきをきる
昔は威勢のよかった者が、今は衰えてしまったことのたとえ。若いころは肩で風を切ってさっそうと歩いていた者も、年をとって歩くだけで息切れするということから。
連木で腹を切る
れんぎではらをきる
不可能なことのたとえ。「連木」はすりこぎのこと。すりこぎを刀のかわりにしても腹は切れるはずがないことから。
我が刀で首切る
わがかたなでくびきる
自分のおこないで自分自身が苦しむ結果になるたとえ。