「我」を含むことわざ
全43件
仇も情けも我が身より出る
あだもなさけもわがみよりでる
人から憎まれたり愛されたりするのは、自分の心がけや行いによるということ。
危ないことは怪我のうち
あぶないことはけがのうち
危ないことには、はじめから近寄るなという教え。危険なことはもう怪我の圏内に入るという意から。
彼も人なり我も人なり
かれもひとなり われもひとなり
彼も自分と同じ人間なのだから、彼にできることが自分にできないはずはないということ。努力すれば他人にできることは何でもできるということ。
昨日は人の身今日は我が身
きのうはひとのみ きょうはわがみ
人の運命は予測しがたく、他人にふりかかった災難が、いつ自分にもふりかかるかわからないということ。
怪我と弁当は自分持ち
けがとべんとうはじぶんもち
自分で負った怪我は自分の責任だ、という職人の間で言われている言葉。
怪我の功名
けがのこうみょう
誤ってしたこと、何気なくしたことが、意外によい結果になることのたとえ。「怪我」は、過ちの意。過ちが生んだ手柄という意から。「過ちの功名」ともいう。
地蔵は言わぬが我言うな
じぞうはいわぬがわれいうな
秘密を打ち明けたあと、相手に口止めしながら、自分が人にしゃべってしまう人間に対していう戒めの言葉。悪事を働いた者が、道端の地蔵に「どうか黙っていて下さい」とお願いしたところ「俺は言わぬがわれ言うな」と地蔵が答えたという昔話から。
世上物騒我が身息災
せじょうぶっそうわがみそくさい
世間にどんな事が起こっても、自分の身が安全ならかまわない。世の中に無関心で利己主義な人のことをいう。
天知る地知る我知る人知る
てんしるちしるわれしるひとしる
悪事はいつか必ず発覚するということ。誰も知るまいと思っても、隠し事は天の神様も知っている、地の神様も知っている、自分も知っている、あなたも知っているという意から。「四知」ともいう。
錦着ての奉公より襤褸着ての我が世
にしききてのほうこうよりつづれきてのわがよ
高価な着物を着られても、奉公人として人に頭を下げるより、たとえぼろ着でも自由な暮らしをしたいということ。
盗人を捕らえて見れば我が子なり
ぬすびとをとらえてみればわがこなり
思いがけない事態に直面し、処置に窮することのたとえ。また、親しい者でも油断できないというたとえ。
人の過ち我が幸せ
ひとのあやまちわがしあわせ
口には出せないが、他人の失敗は、自分には幸せなのだということ。
人の一寸我が一尺
ひとのいっすん わがいっしゃく
人の欠点は少しのことでも目につくが、自分の欠点はどんなに大きくても気がつかないというたとえ。
人の噓は我が嘘
ひとのうそはわがうそ
人の受け売りで話をすると、もしその話が嘘だった時は、自分が嘘をついたことになる。人の話を簡単に受け売りするなということ。
人の事は我の事
ひとのことはわれのこと
人ごとと思っている他人の不幸も、いつか自分の身におこらないとも限らないということ。
人の事より我が事
ひとのことよりわがこと
人の世話を焼くより、まず自分の事をしっかりせよということ。
人の子の死んだより我が子の転けた
ひとのこのしんだよりわがこのこけた
他人の子どもが死んだことよりも、自分の子が転んだことのほうが重要だということ。我が子の大事さのたとえ。また、自分の利益が一番大事ということのたとえ。
人の七難より我が十難
ひとのしちなんよりわがじゅうなん
人の欠点は少しのことでも気がつくが、自分の欠点はなかなか気がつかないというたとえ。「難」は難点の意。「人の七難より我が八難」ともいう。
人の十難より我が一難
ひとのじゅうなんよりわがいちなん
人の身に起こった多くの災難より、自分の身に起きた小さな災難のほうが大ごとだということ。
人の空言は我が空言
ひとのそらごとはわがそらごと
他人の話を受け売りすると、もしその話が嘘だった時は、自分が嘘をついたのと同じことになる。人の話を簡単に受け売りするなという戒めの言葉。「空言」は何の根拠もない噂のこと。
痩せ我慢は貧から起こる
やせがまんはひんからおこる
不自由を我慢するのも、貧乏でどうしようもないからで、好き好んで我慢する者はいないということ。
酔いどれ怪我せず
よいどれけがせず
酔っ払いは足もとがおぼつかないが、案外怪我をしない。我を忘れて無心な人は、大きな失敗をしないものだというたとえ。
我が家楽の釜盥
わがいえ らくのかまだらい
盥を買えずに釜で代用しているような貧乏な暮らしでも、我が家ほど楽しい所はないということ。
我が上の星は見えぬ
わがうえのほしはみえぬ
誰にも自分の運命はわからないということ。「星」は運命の意。
我が面白の人泣かせ
わがおもしろのひとなかせ
自分が面白くて楽しんでいることが、人に迷惑をかけていることがあるということ。
我が刀で首切る
わがかたなでくびきる
自分のおこないで自分自身が苦しむ結果になるたとえ。
我が糞は臭くなし
わがくそはくさくなし
自分の欠点には気がつかないというたとえ。
我が心石に非ず転ずべからず
わがこころいしにあらず てんずべからず
心が確固として不動であることのたとえ。自分の心は石ではないから、転がして動かすことはできないという意から。
我が子自慢は親の常
わがこじまんはおやのつね
親は誰でも我が子を自慢したがるということ。
我が事と下り坂に走らぬ者なし
わがこととくだりざかにはしらぬものなし
自分に関することとなれば、下り坂で自然と早足になるように、自ら進んで走りまわるということ。
我が好きを人に振る舞う
わがすきをひとにふるまう
相手の好き嫌いを考えずに、自分の好みを人に押し付けること。
我が田に水を引く
わがたにみずをひく
自分の利益になるように取り計らうこと。自分の田に水を引くという意から。
我が亡き後に洪水よ来たれ
わがなきあとにこうずいよきたれ
自分が死んだ後なら、洪水でもなんでも来てよい。今さえよければ、あとはどうなってもかまわないということ。
我が仏尊し
わがほとけとうとし
自分が大切にしているものは、他のどんなものより尊く思えることのたとえ。
我が身の臭さ我知らず
わがみのくささわれしらず
自分の欠点はなかなか気がつかないというたとえ。
我が身の事は人に問え
わがみのことはひとにとえ
自分のことはわかりにくいから、人の意見を聞くのがよいということ。
我が身を立てんとせばまず人を立てよ
わがみをたてんとせばまずひとをたてよ
自分の身を立てたいと望むなら、まず人を引き立てるように心がけよということ。
我が身を抓って人の痛さを知れ
わがみをつねってひとのいたさをしれ
自分の身に引き比べて、人の苦しみや痛みを思いやることが大切だということ。
我が物と思えば軽し笠の雪
わがものとおもえばかるしかさのゆき
つらいことも苦しいことも、自分のためだと思えば苦にならないものだというたとえ。笠に降り積もる重い雪も自分のものだと思えば軽く感じられるという意から。江戸時代の俳人、宝井其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から。
我思う故に我あり
われおもう ゆえにわれあり
すべての物事は疑うことができるが、その疑いを持つ自分の存在だけは疑うことが出来ないということ。フランスの哲学者デカルトの「私は考える。だから私は存在する」という意の言葉から。
我に自由を与えよしからずんば死を与えよ
われにじゆうをあたえよしからずんばしをあたえよ
アメリカ独立運動でパトリック・ヘンリーが、自由のために、死ぬ気で戦うという強い決意を表して、演説の結びに言った言葉。
我より古を作す
われよりいにしえをなす
先例や古いしきたりにとらわれず、自分が独自の新しいことを始めるということ。
我を非として当う者は吾が師なり
われをひとしてむかうものはわがしなり
自分の欠点を注意してくれる人は、誰でも自分にとっての先生だということ。