「良」を含むことわざ

全18件

悪貨は良貨を駆逐する
あっかはりょうかをくちくする
質の異なる貨幣が同一の価値を持って流通している場合、良質の貨幣は貯蔵・溶解などで市場から姿を消し、悪貨のみが流通するようになるという「グレシャムの法則」のこと。グレシャムは16世紀のイギリスの財政家。
家貧しくして良妻を思う
いえまずしくしてりょうさいをおもう
貧乏をすると、この境遇を一緒に乗り越えてくれる良い妻が欲しいと、つくつぐ思うということ。
入り船に良い風出船に悪い
いりふねによいかぜでふねにわるい
一方によいことは他方には悪く、両方によいことはないというたとえ。入り船に都合のよい順風は、出船にとっては逆風になるという意から。
遅かりし由良之助
おそかりしゆらのすけ
待ちかねた時、機を逸した時にしゃれていう言葉。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹の場に駆けつけるのが遅れた場面のせりふから。
親と月夜はいつも良い
おやとつきよはいつもよい
親がそばに居る時は何の不安もなく、明るい月の夜は安心して歩けるので、どちらもありがたいということ。
苦する良かろう楽する悪かろう
くするよかろうらくするわるかろう
いま苦労すれば将来はよくなり、あとで楽ができるが、いま楽をして遊んで暮らせば、あとで苦労しなければならないということ。
勝れて良き物は勝れて悪し
すぐれてよきものはすぐれてあし
特にすぐれているということは、悪い面も持ち合わせているから、何事も普通がいいということ。
大根と女房は盗まれるほど良い
だいこんとにょうぼうはぬすまれるほどよい
大根や女房は盗まれたり手を出されたりするほうが魅力があるということ。
亭主は達者で留守が良い
ていしゅはたっしゃでるすがよい
亭主は元気で、外で働いてくれたほうが、女房は家でのんびりできるということ。
三度肘を折って良医となる
みたびひじをおってりょういとなる
人は多くの苦労を重ね経験を積んで、初めて円熟した人間になれるということ。医者は自分のひじを何度も折り、苦痛や治療を経験して初めて良医になることができるという意から。
麦と姑は踏むが良い
むぎとしゅうとめはふむがよい
麦は根の張りをよくするために芽を足で踏むほうがよいが、姑に対しても下手にばかり出ないで、時には抵抗するのも必要であるということ。
焼き餅と欠き餅は焼く方が良い
やきもちとかきもちはやくほうがよい
女性は冷淡よりむしろ、適度にやきもちを焼くくらいのほうがかわいいということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
良いうちから養生
よいうちからようじょう
何事も日ごろから用心すれば、失敗しないですむというたとえ。元気なうちから身体を大切にするのが、健康を保つ秘訣であるということから。
良禽は木を択んで棲む
りょうきんはきをえらんですむ
賢い鳥は木を選んで巣を作るということ。賢い臣下は主君を選んで仕えるというたとえ。
良工は材を択ばず
りょうこうはざいをえらばず
すぐれた技術を持つ人は、材料の良し悪しなど問題にしないということ。
良賈は深く蔵して虚しきが如し
りょうこはふかくぞうしてむなしきがごとし
賢者は自分の才能や知識をみだりにひけらかしたりしないというたとえ。「良賈」はすぐれた商人の意。すぐれた商人は商品を店の奥にしまっておくため、一見商品が乏しいように見えるという意から。
良薬は口に苦し
りょうやくはくちににがし
よく効く薬ほど苦くて飲みにくいこと。ためになる忠告ほど、当人は耳が痛くて聞きづらいというたとえ。
悪い親も良い子を望む
わるいおやもよいこをのぞむ
どんな悪人でも、我が子は良い人間であってほしいと望むということ。