「頭」を含むことわざ

全35件

頭押さえりゃ尻上がる
あたまおさえりゃしりあがる
両方うまくはいかないということ。頭を押さえれば尻が持ち上げるように、一方がうまくいけば、もう片方がうまくいかなくなるということから。
頭が動けば尾も動く
あたまがうごけばおもうごく
上に立つ者が行動すれば、下の者は自然と従うということ。動物の頭と尾は一体で、頭が動けば当然尾も動くという意から。
頭搔くか字を書くか
あたまかくかじをかくか
文字を書くのが苦手な者が、字を書かなければならくなり、困り果てている様子をからかっていう言葉。「搔く」と「書く」は語呂をあわせ。
頭かくして尻隠さず
あたまかくしてしりかくさず
悪事や欠点の一部を隠して、全部を隠したつもりでいる者をあざけっていう言葉。雉(きじ)が草むらに頭を突っ込み隠れたつもりでも、尾が見えていることから。
頭剃るより心を剃れ
あたまそるよりこころをそれ
外見より精神が大事だということ。頭を剃って姿だけ僧になるより、まず心を清浄せよという意から。
頭でっかち尻つぼみ
あたまでっかちしりつぼみ
最初は威勢よく、だんだん勢いがなくなり、最後はだらしなくなること。
頭の上の蠅も追われぬ
あたまのうえのはえもおわれぬ
自分自身のことさえ満足に出来ないことのたとえ。自分の頭にたかる蠅さえ追い払えないという意から。
頭の黒い鼠
あたまのくろいねずみ
物を盗む人のこと。家に住んでいて、物を盗む頭髪の黒い人間を、鼠になぞらえて言う言葉。
頭の濡れぬ思案
あたまのぬれぬしあん
先のことを考えるより、まず自分の身に及んでいる問題を解決することが大事だということ。いま降っている雨に頭を濡れないようにすることがまず必要だという意から。
頭禿げても浮気はやまぬ
あたまはげてもうわきはやまぬ
年をとっても色気がなくならず、浮気心はおさまらないということ。
一頭地を抜く
いっとうちをぬく
他の人より一段と優れていること。「一頭地」の「一頭」は頭一つ分の意で、「地」は助辞で意味はない。人より頭一つ分抜きん出ているという意から。
芋頭でも頭は頭
いもがしらでもかしらはかしら
どんなに小さな集団の長でも、長にかわりはないということ。「芋頭」は里芋の球茎、親芋。
厭と頭を縦に振る
いやとかぶりをたてにふる
うわべの態度と本心とがまるで違うことのたとえ。口ではいやだと言いながら、首を縦にふって承諾しているという意から。
鰯の頭も信心から
いわしのあたまもしんじんから
どんなつまらないものでも、信じる心があれば尊く思われるということ。節分の夜、鰯の頭をひいらぎの枝に刺して門口に置くと鬼気を追い払うといわれてきたことから。
己の頭の蠅を追え
おのれのあたまのはえをおえ
人の世話をやくよりも、まず自分自身のことを始末せよということ。「頭の上の蠅を追え」「己が頭の蠅を追え」「人の蠅を追うより己の蠅を追え」ともいう。
踵で頭痛を病む
かかとでずつうをやむ
見当違いの心配をするたとえ。
頭が動かねば尾が動かぬ
かしらがうごかねばおがうごかぬ
上に立つ者がすすんんで行動しなければ、下の者は働かないというたとえ。
頭に霜を戴く
かしらにしもをいただく
白髪を霜にたとえて、頭髪が白髪になること。白髪が目立つこと。
烏の頭の白くなるまで
からすのあたまのしろくなるまで
いつまで経ってもその時がこないことのたとえ。中国、戦国時代に燕の太子丹が人質になった時、奏王が「烏の頭が白くなり、馬に角が生えたら国へ帰す」と言ったという故事から。
橋頭堡
きょうとうほ
事に着手する時の足がかり・拠点。本来は、橋を守るために橋のたもとに構築した陣地や、川・湖・海を渡った敵地につくる上陸拠点のこと。もとの読みは「きょうとうほう」。
ごまめでも尾頭つき
ごまめでもおかしらつき
小さいながらも立派に形が整っていることのたとえ。「ごまめ」は片口鰯を干したもので、小さくても頭から尾までそろっていることから。
正直の頭に神宿る
しょうじきのこうべにかみやどる
正直な人には必ず神の助けがあるということ。
心中より饅頭
しんじゅうよりまんじゅう
見栄や体裁よりも、実際の利益を重んじるべきだということ。義理立てして心中するより、饅頭で腹を満たしたほうがいいということから。
心頭滅却すれば火もまた涼し
しんとうめっきゃくすればひもまたすずし
どんな困難にあっても、精神の持ち方次第で、苦しみを乗り越えられるということ。「心頭」は、心の中。心の中から、雑念を消し去り無念無想の境地に至れば、火さえも涼しく感じられるという意から。武田信玄に仕えた禅僧快川が、甲斐の恵林寺で織田信長の軍勢に攻められ、火中に端座して焼死した時に発したという言葉。
雪隠で饅頭
せっちんでまんじゅう
空腹を満たすのに場所を選ばないことのたとえ。また、人に隠れて、自分だけこっそりいい思いをすることのたとえ。
船頭多くして船山へ登る
せんどうおおくして ふね やまへのぼる
指揮をとる人が多くて統一が取れず、物事が順調に運ばなかったり、とんでもない方向へ進んでしまうたとえ。船頭が多くいて、銘々が指図するとついには船が山に登ってしまうという意から。
船頭のそら急ぎ
せんどうのそらいそぎ
本当は急いでいないのに、急いでいるふりをすることのたとえ。船頭が「船が出るぞ」と言って客を船に乗り込ませながら、なかなか船を出さないことから。
他人の疝気を頭痛に病む
たにんのせんきをずつうにやむ
自分には関係のない物事で、いらぬ心配をすることのたとえ。「疝気」は漢方で腰・下腹部の病気のこと。他人の疝気を心配して自分が頭痛になるという意から。「隣の疝気を頭痛に病む」「人の疝気を頭痛に病む」ともいう。
頭角を現す
とうかくをあらわす
才能や腕前が群を抜いてすぐれ、際立って目立つこと。「頭角」とは頭の先のことで、大勢の中で頭の先を他者より高く現しているという意味。
時の花を挿頭にせよ
ときのはなをかざしにせよ
時流に乗って生きるのが、世渡りのこつだということ。「挿頭」は髪や冠に挿す飾り花のことで、その時季に咲く花を飾るのがよいという意から。
二八月は船頭のあぐみ時
にはちがつはせんどうのあぐみどき
二月と八月は、海が荒れて舟が出せない日が多いので、船頭も困るということ。
人の疝気を頭痛に病む
ひとのせんきをずつうにやむ
自分には関係のないことで余計な心配をすることのたとえ。「疝気」は漢方で腰・下腹部の病気のこと。他人の疝気を心配して自分が頭痛になるという意から。「隣の疝気を頭痛に病む」「他人の疝気を頭痛に病む」ともいう。
実る稲田は頭垂る
みのるいなだはあたまたる
人間は学徳が深まると、かえって謙虚になるというたとえ。稲穂は実が入ると重くなり垂れ下がることから。「実るほど頭の下がる稲穂かな」ともいう。
実るほど頭の下がる稲穂かな
みのるほどあたまのさがるいなほかな
人間は学問や徳が深まると、かえって謙虚になるというたとえ。稲穂は実が入ると重くなり頭を下げることから。「実る稲田は頭垂る」ともいう。
羊頭を掲げて狗肉を売る
ようとうをかかげてくにくをうる
外見が立派に見せかけて、実質が伴わないことのたとえ。羊の頭を看板に出して。実は犬の肉を売るという意から。「羊頭を掛けて狗肉を売る」「羊頭狗肉」ともいう。