「女」を含むことわざ
全49件
悪女の深情け
あくじょのふかなさけ
器量の悪い女性ほど愛情や嫉妬心が強いということ。「悪女」は心の悪い女の意ではなく不器量な女のこと。
悪女は鏡を疎む
あくじょはかがみをうとむ
器量の悪い女性が鏡に向かうのを嫌がるように、人間は自分の欠点に触れるのを嫌がるということ。「悪女」は不器量な女のこと。
朝雨と女の腕捲り
あさあめとおんなのうでまくり
朝の雨はすぐにやむから、女の腕まくりと同様恐れるに足りないということ。「俄雨(にわかあめ)と女の腕捲り」ともいう。
東男に京女
あずまおとこにきょうおんな
男はたくましくて粋な江戸の男、女はしとやかで優しい京の女がいいということ。
姉女房は身代の薬
あねにょうぼうはしんだいのくすり
夫より年上の妻は家計のやりくりもうまく、夫に尽くすので、家庭が円満であるということ。
家に女房なきは火のない炉のごとし
いえににょうぼうなきはひのないろのごとし
家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けていて寂しいということ。
厭じゃ厭じゃは女の癖
いやじゃいやじゃはおんなのくせ
女というものは男にくどかれると、内心はうれしくても、口では嫌だ嫌だと言うものだということ。
入り鉄砲に出女
いりでっぽうにでおんな
江戸時代、幕府が諸大名の謀反を警戒して、江戸に持ち込まれる鉄砲と、江戸にとどめていた大名の妻女が国元に帰るのを関所で厳しく取り締まったこと。
男の目には糸を引け女の目には鈴を張れ
おとこのめにはいとをひけ おんなのめにはすずをはれ
男の目は糸を引いたように細くて真っ直ぐなのがよく、女の目は鈴のようにぱっちりと大きいのがよいということ。
男は度胸女は愛嬌
おとこはどきょう おんなはあいきょう
男にとって大切なものは、物事に動じない強い度胸で、女にとって大切なものは、にこやかでかわいらしい魅力だということ。「度胸」と「愛嬌」の「きょう」の語呂を合わせていった言葉。
男は松女は藤
おとこはまつ おんなはふじ
男は大地にしっかりと根を張る松のようなもので、女はその松にからむ藤のように男を頼りにするものだということのたとえ。
男鰥に蛆が湧き女寡に花が咲く
おとこやもめにうじがわき おんなやもめにはながさく
妻のいない男は身の回りの世話をしてくれる人がいなくなり不潔な生活になりがちなのに対し、未亡人は、夫にわずらわされることがなくなり、自分の身を美しく清潔に出来るので、世間の男にもてはやされ華やかだということ。
女心と秋の空
おんなごころとあきのそら
秋の空模様のように、女性の心の変わりやすいということ。
女賢しゅうして牛売り損なう
おんなさかしゅうしてうしうりそこなう
女が利口ぶって出しゃばると、目先の利にとらわれて大局を見通せずに失敗するというたとえ。なまじっか女が賢いと、売り物の牛について余計なことを言い、売り損なってしまうという意から。
女三人あれば身代が潰れる
おんなさんにんあればしんだいがつぶれる
娘が三人いると、嫁入り支度で財産がなくなってしまうということ。
女三人寄れば姦しい
おんなさんにんよればかしましい
女はおしゃべりで、三人も集まれば大変にやかましいということ。「女」の字を三つ合わせて「姦」という字になるところから。
女ならでは夜は明けぬ
おんなならではよはあけぬ
女がいなければ何事もうまくいかないというたとえ。天照大神が天岩戸に隠れて世の中が暗くなった時、天鈿女命の舞踊で岩戸を開けることができたという故事から。「日の本は女ならでは夜の明けぬ国」ともいう。
女の一念岩をも徹す
おんなのいちねん いわをもとおす
女が執念深いことのたとえ。
女の髪の毛には大象も繋がる
おんなのかみのけにはたいぞうもつながる
女の魅力には、男の心を引きつける強い力があるというたとえ。女の髪の毛で足を繋がれて動けなくなった大きな象を、煩悩にとらわれて悟れない人にたとえた仏教の経典から。
女の心は猫の目
おんなのこころはねこのめ
女の心は気まぐれで変わりやすいというたとえ。女心は、猫の目が光によって形が変化するように変わりやすいという意から。
女の知恵は鼻の先
おんなのちえははなのさき
女は目先のことにとらわれ、遠い先のことを見通す思慮に欠けているというたとえ。
女は衣装髪かたち
おんなはいしょうかみかたち
女は着る物と髪かたちによって見違えるほど美しくなれる。女にとって着る物と髪かたちはとても大切なものだということ。
女は氏無うて玉の輿に乗る
おんなはうじのうてたまのこしにのる
女は低い家柄の生まれでも、容姿や運しだいで、金持ちや高貴な人と結婚できるということ。
女は己を説ぶ者のために容づくる
おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる
女は自分を愛してくれる男のために、よりいっそう念入りに化粧をし着飾ったりするということ。
女は三界に家なし
おんなはさんがいにいえなし
女はこの広い世界のどこにも安住できる所がないということ。「三界」は仏教語で欲界・色界・無色界のこと。つまり全世界のこと。女は結婚するまでは父に従い、嫁しては夫に従い、老いては子に従うのが定めとされ、三界のどこにも安住できる家がないという意から。
女冥利に尽きる
おんなみょうりにつきる
女に生まれてこれ以上の幸せはないということ。
女寡に花が咲く
おんなやもめにはながさく
未亡人は、夫にわずらわされることがなくなり、自分の身を美しく清潔に出来るので、世間の男の目を引き華やかだということ。
屈み女に反り男
かがみおんなにそりおとこ
女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ。
鏡は女の魂
かがみはおんなのたましい
鏡は女にとって魂といえるほど大切なものだということ。
恋の道には女がさかしい
こいのみちにはおんながさかしい
恋に関しては、女は男が足元にも及ばないほど知恵がはたらくということ。「さかしい」は賢い意。
米の飯と女は白いほどよい
こめのめしとおんなはしろいほどよい
白い米の飯がうまいように、女も色が白いほうがきれいに見えるということ。
師走女房難つけな
しわすにょうぼうなんつけな
年の瀬は忙しく、女たちは身なりに構う暇などないので、文句を言ったりするなということ。
大根と女房は盗まれるほど良い
だいこんとにょうぼうはぬすまれるほどよい
大根や女房は盗まれたり手を出されたりするほうが魅力があるということ。
貞女は二夫に見えず
ていじょはじふにまみえず
貞淑な女性は、夫が亡くなっても、夫に操を立てて、再び他の夫をもつことはしないということ。「貞女は両夫に見えず」ともいう。
遠くて近きは男女の仲
とおくてちかきはだんじょのなか
男女の仲は遠く離れているようで、意外に近く、結ばれやすいものであるということ。
女房鉄砲仏法
にょうぼう てっぽう ぶっぽう
女性は雰囲気を和らげ、鉄砲の力で治安を保ち、仏法で人の心を正しく導く。この三つの力で世の中がうまく治まっているということ。
女房と畳は新しいほうがよい
にょうぼうとたたみはあたらしいほうがよい
妻と畳は新しいほうが、新鮮な気分がしてよい。何でも新しいほうが気持ちがよいということ。
女房と味噌は古いほどよい
にょうぼうとみそはふるいほどよい
何でも古いほど味わいが出て良いということ。味噌も古くなると熟成されて味がよくなり、妻も長年連れ添うと円満さも増していくということから。
女房に惚れてお家繁盛
にょうぼうにほれておいえはんじょう
亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ。
女房の妬くほど亭主もてもせず
にょうぼうのやくほどていしゅもてもせず
妻が気をもむほど、夫はよその女性にもててはいないということ。
女房の悪いは六十年の不作
にょうぼうのわるいはろくじゅうねんのふさく
悪い妻は夫を一生不幸にしてしまうということ。悪い妻をもらうと六十年の不作に匹敵するという意から。
女房は貸すとも擂り粉木は貸すな
にょうぼうはかすともすりこぎはかすな
すりこぎのように使うと減るものは、他人に貸してはいけないということ。
女房は灰小屋から貰え
にょうぼうははいごやからもらえ
妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり、夫の権威が下がる恐れがあるということから。「女房は台所から貰え」「女房は掃き溜めから拾え」ともいう。
目病み女に風邪引き男
めやみおんなにかぜひきおとこ
眼病で目がうるんだ女と、風邪をひいている男は色っぽく見えるということ。
持つべきものは女房
もつべきものはにょうぼう
苦労や感動をともにわかち合える妻のありがたさを言うことば。
弱き者汝は女なり
よわきもの なんじはおんななり
女は心変わりしやすく、男に比べて弱い立場にあるということ。シェークスピアの戯曲「ハムレット」の中のせりふから。
悋気嫉妬は女の常
りんきしっとはおんなのつね
女はやきもちを焼くものだということ。「悋気」はやきもちの意で「悋気」と「嫉妬」を重ねておもしろく言ったもの。
悋気せぬ女は弾まぬ鞠
りんきせぬおんなははずまぬまり
嫉妬しない女は、まるで弾まないまりのようで、つまらないということ。「悋気」は嫉妬の意。
悋気は女の七つ道具
りんきはおんなのななつどうぐ
やきもちは女の強力な武器だということ。「七つ道具」は武士が用いた七つの武具のこと。