日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「属」の意味:
1. つく。つける。くっつく。つき従う。
- 例: 「付属」(ふぞく) - 何かにくっついていることを表し、例えば「付属品」は主製品に付加されるアイテムを指す。
- 例: 「従属」(じゅうぞく) - 誰かや何かに従っている状態。例えば「従属関係」とは、一方が他方に従っている関係を指す。
- 例文: 彼は社長に従属して、日々の業務をこなしている。
2. つらなる。つらなる。つづく。
- 例: 「連属」(れんぞく) - 物事が連なることを表し、「連属体」は関連しているものの集合を意味する。
- 例: 「続属」(ぞくぞく) - 通常、事象の事務処理や進行が続くことを意味する。
- 例文: 山脈にはたくさんの山が連属している。
3. つづる。文章をつくる。
- 例: 「綴属」(ていぞく) - 文章や文を作ることに関係しており、特に書くことを強調する。
- 例: 「綴じ込む」(とじこむ) - 文書や本を一緒に綴じることを意味する。
- 例文: 彼女は手紙をきれいに綴る才能がある。
4. たのむ。まかせる。
- 例: 「依属」(いぞく) - 誰かに頼んで事を任せることを表し、「依属する」とは特定の人に頼り切ることを意味する。
- 例: 「付託」(ふたく) - ある件について他者に任せることを指す文脈で使われることがある。
- 例文: この仕事は彼に頼むことにした。
5. そそぐ。つぐ。気持ちをそそぐ。
- 例: 「注属」(ちゅうぞく) - 気持ちや思いを対象に向けることに関係する。
- 例: 「注ぎ込む」(そそぎこむ) - エネルギーや感情を何かに集中して向けることを示す動詞。
- 例文: 彼はプロジェクトの成功に全ての心を注ぎ込んだ。
6. やから。仲間。ともがら。
- 例: 「親属」(しんぞく) - 血縁や法的な結びつきを持つ仲間たちを指し、一般的に「親族」と同義。
- 例: 「所属」(しょぞく) - 組織やグループに属していることを表す。
- 例文: 彼は友達というよりも、私の親属のように思える。
7. 下役。部下。配下。
- 例: 「部属」(ぶぞく) - 組織内の下位に位置する者を指し、部下や下役。
- 例: 「従属者」(じゅうぞくしゃ) - 上位者に従う人々の総称。
- 例文: あのチームは部属の意見をいつも尊重している。
8. さかん。律令制で第四位の官。
- 例: 「属官」(ぞくかん) - 律令制度内における重要な官職を指し、特定の役割を持つ官員のこと。
- 例: 「律令属」(りつりょうぞく) - 律令制度に基づく組織や人材を示す。
- 例文: 律令制の改革により、属官の役割が次第に重要になってきた。