日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「伯」の意味:
1. おさ。かしら。
この意味は主に、ある集団や組織のリーダー、あるいは代表を指します。「伯」が名付けられた人物は、一般にその集団内で最も権威があるとされます。例:伯爵(はくしゃく)や伯母(おば)など、家庭や社会の中での役割を示す言葉に用いられています。
2. 兄弟の年長者。
「伯」は兄弟の中で、特に年長者を指す言葉です。特に長男、次男との関係で使われることが多く、しばしば「兄」という意味で親しまれています。例:伯兄(はくけい)という言い方があるように、兄弟の序列を示す場合に使われます。
3. おじ。父の兄。
「伯」は主に父の兄、すなわち叔父を指す言葉です。この関係は親族の絆を表すものであり、家族の家系において重要な位置を示します。例:伯父(おじ)といった言葉で、多くの家庭で使われる表現です。
4. 五等爵の第三位。
日本の爵位制度において、「伯」は五等爵の中で第三位に位置づけられています。このランクは、貴族社会における地位を示し、特定の権利や義務を伴います。例:昔の日本では、伯爵が保有する土地や権限が重要視されました。
5. ある技芸にすぐれたのものの敬称。
この意味では、特定の技術や芸術において優れた才能を持つ人を称える敬称として使われることがあります。例:音楽や書道などの分野において、しばしば「伯」の称号を受ける者がいます。
6. はたがしら。諸侯を率いる者。
この意味は、主に歴史的な背景として諸侯や有力者を指します。「伯」が指導的立場にあることから、戦国時代や平安時代の貴族を指す際に重要な用語でした。例:地方の領主が「伯」としてその土地を治めることがありました。
7. かみ。律令制の四等官、神祇官の長官。
古代の日本では、「伯」は律令制において四等官の一つを指し、神祇官のトップレベルの役職として重要視されていました。この役職は国家神道における重要な役割を担っており、祭りや儀式を主宰する立場にあった。例:大規模な祭りの際には、伯の存在が不可欠でした。