日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「夷」の意味:
1. えびす。東方の異民族。未開の地、民族のこと。
- 例:夷狄(いたく):異民族を指し、一般的に未開の地に住む民族を意味する。
- 例:夷音(いおん):未開の民族が話す言語や音を指す。
- 文例:古代日本では、夷狄との接触が多かったため、彼らに関する記録が残っている。
2. たいらか。たいら。おだやか。
- 例:夷平(いへい):平穏無事になること、あるいは穏やかである状態を表す。
- 文例:夷平な生活を求めて、山奥に住む人々がいる。
3. たいらげる。たいらにする。しずめる。平定する。
- 例:夷する(えいする):平定する、または征服することを意味する。
- 例:夷敵(いてき):敵を平定することを指す場合もある。
- 文例:彼は国内の騒乱を夷し、平和な時代を築いた。
4. ころす。ほろぼす。
- 例:夷滅(いめつ):敵を滅ぼすことを指す。
- 文例:戦国時代、多くの武将が関係する国を夷滅していった。
5. うずくまる。あぐらをかく。
- 例:夷蹲(いそん):地面にうずくまる姿勢を指す。
- 文例:彼は山中で夷蹲して、敵の動静をうかがっていた。
6. えびす。えみし。えぞ。
- 例:夷(えみし):古代日本において、東北地方の住民を指すこともあった。
- 文例:彼は夷として、故郷を離れ、新しい地での生活を始めた。
7. えびす。七福神の一柱。
- 例:夷神(えびしん):七福神の一つで、商売繁盛や漁業の神とされる。
- 文例:正月には夷神への祈願をする習慣がある。