日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「莫」の意味:
1. ない。なかれ。否定・禁止の助字。
- この用法は、「莫」の持つ否定の意味を表します。特に、古典文学や詩歌においてよく見られる用法です。例文:莫忘(忘れてはならない)、莫論(論じてはいけない)。
2. さびしい。むなしい。
- 感情的な意味合いが含まれ、孤独や虚無感を表現します。例文:彼の言葉は莫然とした雰囲気を持っていた(彼の言葉は寂しさを感じさせるものであった)。
3. おおきい。ひろい。果てしない。
- 空間や概念の大きさ、広がりを強調する。例文:彼女の夢は莫大なもので、達成するのが難しい(彼女の夢は非常に大きく実現するのが難しい)。
4. くれ。日ぐれ。
- 時間的な意味合いを持ち、特に日暮れを指す場合に使われる。例文:夕暮れ時、空は莫に染まっていた(夕方、空は広がりを持って染まっていた)。
5. おそい。
- 時間の遅れや、到達が遅いことを示す意味。例文:彼は莫に遅れて現れた(彼は非常に遅れて到着した)。
このように、「莫」はさまざまな文脈で使われる多義的な漢字です。