日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
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漢字「徒」の意味:
1. かち。歩く。
徒は「かち」とも読み、「歩く」という意味を持つ。この意味では、主に歩行や移動に関連する語と関連があります。
例:徒歩(とうほ) - 歩いて移動すること。
文:彼は毎日、徒歩で学校に通っている。
2. 歩兵。足軽。
徒は古代の軍隊の構成要素で、歩兵や軽装の兵士を指す言葉としても用いられる。
例:徒士(とし) - 歩兵の指揮官。
文:戦国時代には、徒士が多数動員され、多くの戦が繰り広げられた。
3. ともがら。なかま。
この意味では、「徒」は仲間や同類を指す際にも使われる。
例:同志(どうし) - 同じ志を持つ仲間。
文:彼はさまざまな徒と共にボランティア活動を行っている。
4. 門人。弟子。
徒は師匠から学ぶ弟子や門人を指す際に用いられる。
例:門徒(もんと) - 師の教えを受けた者。
文:彼は有名な画家の門人として、技術を磨いている。
5. 素手。何も持たない。
徒は「素手で」「手ぶらで」という意味でも見られる。物を持っていない状態を示す。
例:徒手(としゅ) - 素手で行うこと。
文:彼は徒手で問題を解決しようとしたが、結局道具が必要だった。
6. いたずらに。むだに。
徒は無駄や無意味な行動を示す際にも利用される。
例:徒労(とろう) - 無駄な労力。
文:無駄な徒労を避けるために、計画を立てて行動することが重要です。
7. ただ。ただに。限定や強意をあらわす助字。
徒は「ただ」「そのもの」という意味合いで、限定的な表現に使われる。
例:徒然(つれづれ) - 何も特別なことがないこと。
文:彼は徒然なるままに日記を書いた。
8. 五刑の一つ。労役に服させる刑罰。
古代日本における 徒は、特定の刑罰や罰則を示す言葉としても使われる。
例:徒刑(とけい) - 労役を課す刑罰。
文:犯罪者は徒刑に服して、特定の仕事を強いられた。
9. あだ。むだ。役に立たない。
徒は、役に立たないものや無駄に終わることを表現する際に用いられる。
例:徒然草(つれづれぐさ) - 無駄に思えるが、思索を深める作品。
文:徒然に過ごす時間も時には必要だが、計画的に生きたい。