日本で一般的に用いられている「書き順(筆順)」「書き方」の紹介・解説です。
こちらの練習帳は営利・非営利問わず無料でご利用いただけます。作成したファイル・印刷物の配布につきましても、別途許諾の必要はございません。教育や学習に幅広くお役立ていただけると幸いです。
漢字「荒」の意味:
1. あれる。すたれる。地に雑草が茂る。
- 概要:土地や場所が荒れ果てている様子を指します。乾燥した気候や手入れがされていないことで、芝生や作物が育たずに雑草が生い茂る状態が見られます。
- 例:あれた田畑には雑草がたくさん生えている。
- 例:あの山はほとんど手が入っていないため、すっかり荒れてしまった。
2. 不作。作物が実らない。
- 概要:作物の生育が悪く、収穫がない状況を意味します。気象条件や病害虫の影響も含まれることがあります。
- 例:今年は雨が少なく、畑は荒れて不作に終わった。
- 例:不作の年には、農家が苦境に立たされることが多い。
3. すさむ。すさぶ。みだれる。
- 概要:精神的な荒れや乱れを示し、心が騒がしくなったり、煩雑な状態にあることを表します。
- 例:彼は最近、仕事が忙しくて心が荒んでいる。
- 例:彼女の言動は、すさみが見えている。
4. あれち。あれた土地。
- 概要:無人の荒れ地や手入れがされていない土地を指します。農業や開発の影響を受けていない自然の状態の土地です。
- 例:この地域にはまだたくさんのあれちが残っている。
- 例:あれちには野生動物が生息していることが多い。
5. 国のはて。遠い地。
- 概要:辺境や遠方の土地を指し、旅の目的地が人里離れた場所であることを表現します。
- 例:彼は荒れた国の果てに旅をすることを決意した。
- 例:荒地のその先には、知られざる国のはてが広がっている。
6. おおきい。
- 概要:数量や広がりが大きいことを表す際に使われることがありますが、この意味は一般的に「荒」に関してあまり用いられないため、例文は省略します。
7. でたらめ。とりとめのない。
- 概要:意味があいまいで、脈絡のないさまを示します。特に言動や考えが秩序を欠いている様子を指します。
- 例:彼の話はいつも荒れた内容で理解しづらい。
- 例:その文章はあまりにでたらめで、伝えたいことがわからなかった。
8. あらい。言動が乱暴なさま。
- 概要:粗野や乱暴である様子を意味し、他者に対する配慮が欠けている行動や言葉遣いを示します。
- 例:彼は荒い言葉で周りに不快感を与えてしまった。
- 例:荒い運転をする人には注意が必要だ。